サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)嵐松本潤『どうする家康』松本潤の評価上がる 男性アイドル [ジャニーズファン・最近のHOT TOPIC] 『どうする家康』松本潤は演技上達も、視聴率停滞――歴代ジャニーズ大河ドラマ一覧 2023/09/02 15:00 サイゾーウーマン編集部 東山紀之滝沢秀明松本潤 5人目のNHK大河主演ジャニーズとなった松本潤(写真:サイゾーウーマン) 嵐・松本潤が主演を務め、今年1月にスタートしたNHK大河ドラマ『どうする家康』。8月27日放送の第33回「裏切り者」では、徳川家康(松本)の忠臣・石川数正(松重豊)が秀吉(ムロツヨシ)へ寝返る展開となり、史実通りとはいえ、SNS上の視聴者が騒然となった。同作の放送が後半戦に入ったということで、今回はジャニーズ事務所のタレントが主演した大河作品の視聴率や評判などをおさらいしていきたい。 NHK大河ドラマ『どうする家康』、最高視聴率が初回のままで停滞 大河ドラマ第62作目となる『どうする家康』は、室町時代後期から江戸時代を舞台に、家康の生涯を新たな視点で描いていく作品。フジテレビ系で放送されたドラマ『リーガル・ハイ』(2012年~14年放送)『コンフィデンスマンJP』シリーズ(18年~)などで知られる古沢良太氏が手掛けるオリジナル脚本だ。 放送開始後、ネット上では「家康役の松本潤、貫禄も迫力もなくて、演技がヘタ。どんな格好をしても家康じゃなくて“松潤”になる。織田信長役の岡田准一には到底及ばない」「1話目は期待していなかった割に良かったと思ったけど、2話目になると松潤の演技が軽いというか、陳腐に見える」「松潤、声の出し方のせいか、凄みのある演技は厳しそう。今回の家康はそれでいいのかな?」などと酷評が目立つことに。 しかし、回を重ねるにつれて、劇中の家康とともに、松本の演技も成長しているようで、「松潤が家康役? と思ったけど、ストーリーが展開するごとに新たな家康像ができ上がっている。ここ最近、一番期待してる作品」「このところ家康に貫禄が出て、大河の風格も出てきた。そういう演出なのかな!?」「松潤がこんなに魅力的な演技をする人だとは知らなかった」「最近はめちゃくちゃ面白い。松潤・松重の“松コンビ”の演技がうまい。松潤の声が通るようになったし、演技も上達したと思う」と、高評価も見られるようになってきた。 初回(1月8日)の世帯平均視聴率は15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で幕開けた同作は、第2回も15.3%と高水準をキープできていたが、徐々に下降。第10回(3月12日)では、同時間帯に生中継された『2023 ワールドベースボールクラシック 日本×オーストラリア』の影響で7.2%にまで落ち込んだ。第33回(8月27日、10.1%)までの平均視聴率は11.4%となっている。 物語は数正(松重)が豊臣方に出奔して徳川家に衝撃が走る中、第34回「豊臣の花嫁」(9月3日)では家康が秀吉に屈するのか、それとも全面対決になってしまうのか、二択を迫られることとなる。 過去のジャニーズ大河ドラマ 『琉球の風』『新選組!』『義経』『軍師官兵衛』の視聴率と評判は? 東山紀之主演『琉球の風 DRAGON SPIRIT』 ジャニーズ大河の先駆者・東山紀之(写真:サイゾーウーマン) 放送期間:1993年1~6月放送(第31作) 出演者:東山紀之(主演)、渡部篤郎、原田知世、小林旭、工藤夕貴、萩原健一ほか 全話平均視聴率:17.3% あらすじ:17世紀初頭、薩摩の侵攻で苦難に陥った琉球王国を舞台に、啓泰と琉球舞踊家の弟・啓山を中心としたに、若者たちの人間模様を描く ジャニーズタレントで初めてNHK大河ドラマに主演したのは少年隊・東山紀之。『琉球の風』で、近代琉球の発展に尽くす主人公・啓泰を演じた。 ビデオリサーチ社が公表している「NHK大河ドラマ(NHK総合 日曜20:00~) 【関東地区】」のリストによると、全話平均視聴率は17.3%。当時は平均20~30%台の大河が続いていただけに、好成績とは言えない結果だろう。 ただ、視聴者からは、『琉球の風』は隠れた名作とする声、また、東山や渡部は若いながらも健闘していたという声もわずかにある。ちなみに、次いで放送された渡辺謙、村上弘明主演の『炎立つ』(93年7月~94年3月放送)の平均視聴率は17.7%、続く三田佳子主演『花の乱』は14.1%を記録し、3作連続で低迷していた。 香取慎吾主演『新選組!』 『新選組!』は香取慎吾の代表作とするファンも少なくない(写真:サイゾーウーマン) 放送期間:04年1~12月放送(第43作) 出演者:香取慎吾(主演)、山本耕史、藤原竜也、佐藤浩市、オダギリジョー、堺雅人ほか 全話平均視聴率:17.4% あらすじ:幕末の京都で結成された浪士隊「新選組」局長・近藤勇(香取)と仲間たちによる青春群像劇 第43作『新選組!』では、SMAP・香取慎吾(当時)が主演に抜てきされている。題材は、歴史ファンの間で屈指の人気を誇る「新選組」。舞台作品や『古畑任三郎』シリーズ(フジテレビ系、94年~06年放送)といった民放ドラマを担当してきた三谷幸喜が初めて大河の脚本を書き下ろした。山南敬助役に起用された堺雅人は今作で知名度を一気に上げ、のちに三谷作の『真田丸』(16年放送)で主演を務めている。 そんな『新選組!』の平均視聴率は17.4%。03年の『武蔵 MUSASHI』(主演は市川新之助/現在の十三代目 市川團十郎)は平均16.7%だったため、前年を上回った。 一方で、視聴者の間では、「始まる前は、香取慎吾をキャスティングしたことに対して批判も出ていたけど、香取も新選組のメンバーもそれぞれハマり役だった」「当初、『これは大河ドラマではなく、ただの連続ドラマ』という否定的な声が多かったけど、見ていくうちに物語や登場人物にどんどんとハマった。最終的にマイベス」「香取は大河ドラマの主役としては物足りなかった」「大河ドラマの主役をやらせるのは少し早すぎたかも」と賛否両論が噴出する作品でもあった。 滝沢秀明主演『義経』 22歳9カ月で『義経』の主演を務めた滝沢秀明(写真:サイゾーウーマン) 放送期間:05年1~12月放送(第44作) 出演者:滝沢秀明(主演)、松平健、松坂慶子、中井貴一、渡哲也、上戸彩、石原さとみほか 全話平均視聴率:19.5% あらすじ:平清盛と真の父子のような絆で結ばれた源氏の少年・牛若(義経)が成長し、源義経となり、平家を滅ぼしたのち、兄・頼朝に追われて悲運の最期を遂げるまでの物語 香取主演『新選組!』の翌年、タッキー&翼・滝沢秀明(当時)が『義経』で源義経を演じた。当時、滝沢は大河ドラマ単独主演の最年少記録を更新(放送開始時の年齢は22歳9カ月)。 視聴率は初回24.2%で、最高は26.9%、平均が19.5%。初回の数字は『新選組!』(26.3%)のほうが高かったが、最終的には『義経』に軍配が上がった。 しかし、滝沢の場合も演技力にし関しては「大河ドラマの主役に演技がヘタなアイドルを起用するな」「牛若丸という美少年を演じるにあたって、申し分ない配役だと思う。ただ、演技としては発展途上で、周りの俳優に助けられている部分が多かった」「義経役の滝沢はもっとセリフの言い回しを勉強したほうがいい。脇役のキャストのほうが安心して見ていられる」と、視聴者からは手厳しい感想が多かったようだ。 岡田准一主演『軍師官兵衛』 晩年の黒田官兵衛を演じるにあたりスキンヘッド姿を披露した岡田准一(写真:サイゾーウーマン) 放送期間:14年1~12月放送(第53作) 出演者:岡田准一(主演)、中谷美紀、寺尾聰、谷原章介、松坂桃李、江口洋介ほか 全話平均視聴率:15.8% あらすじ:戦国時代の三英傑から、その才能のため警戒され、恐れられた希代の天才軍師・黒田官兵衛の生涯を描く V6・岡田准一(当時)は、『軍師官兵衛』で主演を務め、豊臣秀吉の天下統一に大きく貢献した希代の天才軍師・黒田官兵衛役にチャレンジし、その波乱に満ちた生涯を演じた。 視聴者の間では、岡田の演技に対し、「迫力があってさすがだった。黒田官兵衛のことも好きになった」「頭のいい官兵衛がうまく描かれていた」と称賛の声が飛び交っていた。平均視聴率は15.8%で、前年の綾瀬はるか主演『八重の桜』(全話平均14.6%)超えを果たしている。 次のページ 大河ドラマ『どうする家康』はジャニーズ主演作でワースト1位になりそう!? 12次のページ 関連記事 歴代ジャニーズ大河ドラマ、名作ランキング! 香取慎吾『新選組!』を押さえた1位は?第1位『どうする家康』は騎馬隊CGが“しょぼすぎ”――春ドラマ「SNS熱量」ランキング『どうする家康』松本潤演じる家康は、なぜ“無能キャラ”なのか?『どうする家康』松本潤の影が薄い問題――松山ケンイチ、山田孝之ら主人公を“食う”脇役陣松本潤『どうする家康』、「BL大河」と話題のワケ――岡田准一のセリフ「俺の白兎」がトレンド入り!