無印良品「ミールキット」、管理栄養士がおすすめする5つのメニューとは？

猪坂　たんぱく質と野菜をしっかりとれるのが、「フライパンでつくるミールキット　チキンと野菜のトマト煮込み　（2人前）」です。

　蒸し鶏やズッキーニ、揚げナス、玉ねぎ、トマトなどの具材をフライパンで加熱した後、レモンやニンニクの風味が楽しめるトマトのソースで味付けると出来上がります。

　ちょい足しにおすすめの食材は、とろけるチーズ。最後にフライパンに投入して加熱するだけでも良いですが、トースターで焦げ目をつけると、よりおいしく食べられるでしょう。

無印良品「ミールキット」管理栄養士のおすすめ（4）
白身魚のアクアパッツア

猪坂　不足しがちなお魚の補給に役立つのが「フライパンでつくるミールキット　白身魚のアクアパッツア」です。

　魚介類として、メヌケという白身魚とあさりが入っており、そのほかにブロッコリーやグリルされた赤ピーマン、黄ピーマンなどがセットになっています。白身魚は脂質が少ないため、油の多いものを食べると胃もたれしてしまうという人にも良いですね。

　魚には、脳や神経、血管などの健康を保つのに役立つDHAやEPAなどの脂質が豊富なので、積極的にとり入れたいものです。しかし、自宅で魚を調理するのは面倒で避けがちという人もいると思いますので、こういったキットを活用すると魚不足を防止できて良いですね。

無印良品「ミールキット」管理栄養士のおすすめ（5）
3種の魚介のブイヤベース

猪坂　最後におすすめするのは「フライパンでつくるミールキット　3種の魚介のブイヤベース」です。このキット1つだけで、白身魚・エビ・アサリと3種の魚介類をとることができます。

　ブイヤベースとは、フランス料理の一種で、魚介類と野菜を煮込んで仕上げるお鍋のようなメニューです。

　エビやアサリには、血中コレステロールや中性脂肪を減らしたり、高血圧や糖尿病を予防したりする効果が期待されている「タウリン」が含まれますが、この成分は水溶性であるため、ゆでると流れ出ていきやすいという特徴があります。しかし、ブイヤベースのように汁ごと食べられるタイプのお料理ですと、余すことなく栄養を摂取できるので良いですね。

　アレンジとしては、パスタを加えてスープパスタにすると、ボリュームが出て満足感がアップします。調理に時間がかけられない日のランチなどに便利ですよ。

　別の鍋やレンジでゆでておいたパスタを最後に加えるか、調理途中でフライパンにパスタを加え、煮て仕上げるのも良いですね。

　食材を切ったり味付けを考えたりする手間を省くことができ、さらに自分ではなかなか調理できないような手の込んだメニューを簡単に作れる冷凍ミールキット。今回紹介したメニュー以外にも、おいしいものがたくさんあるので、ぜひ活用して、楽しく手軽に栄養バランスを整えていきましょう！

猪坂みなみ（いのさか・みなみ）

管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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