サイゾーウーマンコラム“中学受験”に見る親と子の姿息子を強制退塾させた親の後悔 コラム “中学受験”に見る親と子の姿 中学受験、偏差値50に届かない息子を「小6秋に強制退塾」させた親の後悔 2023/04/08 16:00 鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー) コラム 中学受験塾を強制退塾させる親は、仕事と子育てを同列に考えがち 中学受験は“親子の受験”なので、親の戦略ありきの世界。親はコーチ役となり、子どもと苦楽を共にしながら、寄り添っていくものである。 しかし、理想通りに進まないことに腹を立てて、子どもに「強制的に何かをやらせる(または、やらせない)」という手段を取る親も実際、多く存在している。悟志くんの父親のように、子どもの成績が上がらないということに激怒した親が、退塾を申し出るケースも稀ではない。 このタイプの親たちは、仕事と子育てを同列に考えがち。勝ち負け、あるいは数字だけで物事を判断したり、成果をすぐに求めたりする傾向があるのだ。 なぜそうなってしまうのかといえば、子育てや教育は、単純でも簡単でもないことに思いが至らないからであるが、怖いのは、親の暴走が、かなり後になって子どもの人生に悪影響を及ぼす点だ。 中学受験は、確かに偏差値という“数字”に振り回されがちではあるが、子育ては“数字”に左右されてはいけない。中学受験に参入する際は、このことはぜひ、頭に入れておいていただきたいと願っている。 中学受験塾に通うお金がない! それでも第一志望に合格した子が小4からやっていたこととは? “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子...サイゾーウーマン2023.03.26 中学受験、娘の不合格は「何もかも親のせい」――母が懺悔する“本命校前夜”の出来事とは? “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子...サイゾーウーマン2023.02.25 中学受験全落ちで公立に進学、難関大合格後も続く“悪夢”――彼が選んだ就職先とは? “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子...サイゾーウーマン2023.02.11 前のページ123 鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー) エッセイスト、教育・子育てアドバイザー、受験カウンセラー、介護アドバイザー。我が子と二人三脚で中学受験に挑んだ実体験をもとにした『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などで知られ、長年、中学受験の取材し続けている。その他、子育て、夫婦関係、介護など、特に女性を悩ませる問題について執筆活動を展開。 記事一覧 湘南オバちゃんクラブ 最終更新:2023/04/08 16:00 子育てと仕事は同じじゃない 関連記事 中学受験塾に通うお金がない! それでも第一志望に合格した子が小4からやっていたこととは?中学受験組のストレスが招く「学級崩壊」の実態――小6母が明かす、いじめと担任の休職中学受験、娘の不合格は「何もかも親のせい」――母が懺悔する“本命校前夜”の出来事とは?中学受験全落ちで公立に進学、難関大合格後も続く“悪夢”――彼が選んだ就職先とは?中学受験「第1志望校の不合格」を我が子にどう伝えるか? 合否発表でパニックになった母は、塾に電話を…… 次の記事 皇族のリストラ手当は数億円? >