サイゾーウーマン芸能テレビ視聴率連ドラ年間トップ10発表! 芸能 連続ドラマをランキングで発表! 阿部寛『DCU』がトップ、ジャニーズドラマが4作ランクイン! 人気作『特捜9』『刑事7人』には批判も【2022年連ドラ年間トップ10】 2023/01/01 15:00 仲宗根由紀子(エンタメライター) ジャニーズテレビ二宮和也 日本ドラマ界のトップランナー・阿部ちゃん(C)サイゾーウーマン 数多くの連続ドラマが放送された2022年――人々を感動させた名作だけでなく、「何その展開!」と思わずツッコみたくなる“迷作”も誕生した。今回は、民放ゴールデン/プライム帯報道の連ドラの中から、世帯視聴率(全話平均)の年間トップ10を紹介しつつ、作品を振り返っていきたい。 2022年連続ドラマ(午後8~10時台、民放4局)世帯平均視聴率トップ10 1位『DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~』(TBS系、日曜午後9時) 14.4% 2位『マイファミリー』(TBS系、日曜午後9時) 12.9% 3位『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 12.1% 4位『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系、月曜午後9時) 11.8% 5位『未来への10カウント』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 10.9% 6位『特捜9』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 10.7% 7位『オールドルーキー』(TBS系、日曜午後9時) 10.4% 8位『刑事7人』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 10.1% 9位『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系、木曜午後8時) 9.9% 10位『アトムの童』(TBS系、日曜午後9時) 9.6% ※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。年を跨ぐ『相棒 season 21』(テレビ朝日系)は除く。 トップは阿部寛『DCU』! 潜水シーン激減のワケは制作費? 1位は、阿部寛主演『DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~』(TBS系)で、全話平均視聴率は14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。水中での捜査に特化した海上保安庁の組織・DCUの活躍を描く同作だが、初回は自己最高の16.8%と好発進。阿部はこれまで、同枠の『新参者』『下町ロケット』『ドラゴン桜』第2シーズンで主演を務めてきたが、今回もあらためて「日曜劇場」と阿部の“相性の良さ”が示される結果となった。 同ドラマの謳い文句には「TBSがハリウッド大手制作プロダクションと共同制作!」「世界を見据えたタッグで日本ドラマ界に新たな“潮流”を巻き起こす!」と大層な言葉が並んでいたが、途中から潜水シーンが激減し、ネット上では「思ってたのと違う!」「陸でずっと捜査してて、普通の刑事ドラマと変わらない」と不満を漏らす視聴者が続出。 その原因について、昨年2月6日配信のニュースサイト「NEWSポストセブン」は、“制作費不足”であると報道。「莫大な費用がかかる潜水シーンから削られることになった」と語る関係者の証言などを伝えていたが、真相やいかに……。 嵐・二宮和也『マイファミリー』が2位も……「日曜劇場」はブランド力低下? 2位は、やはり「日曜劇場」枠で放送された嵐・二宮和也主演『マイファミリー』で、全話平均は12.9%。昨年4月期で独走状態が続き、最終回は自己最高となる16.4%で有終の美を飾った。 しかしながら、同枠昨年7月期の綾野剛主演『オールドルーキー』は全話平均10.4%、同枠昨年10月期の山崎賢人主演『アトムの童』は9.6%と、同枠は右肩下がり……。そのため、「日曜劇場」のブランド力低下を指摘する声もあるようだ。 そんな『オールドルーキー』は7位にランクインしたが、主演の綾野が、暴露系動画配信者の“ガーシー”こと東谷義和氏から“口撃”に遭っていた影響で、放送中止が危ぶまれた。TBS側は、“ガーシー砲”に対して完全スルーの姿勢を崩さなかったものの、実はドラマ公式SNSのコメント欄を閉鎖するなど異例の対応を取っており、局内は“冷や汗モノ”であった様子がうかがえる。 なお『オールドルーキー』は、最終回で自己最高の11.6%を記録。主人公が“サッカー元日本代表”という設定だったため、『FIFAワールドカップカタール2022』と時期が重なる昨年10月期の放送であれば、もう少し数字が伸びたのではないかとの指摘もあるようだ。 また、天才ゲーム開発者の成長を描いた『アトムの童』は、10位にランクイン。初回の世帯平均視聴率は8.9%で、「日曜劇場」の1ケタ発進は、初回が9.8%だったTOKIO(当時)・長瀬智也主演『ごめん、愛してる』(17年7月期)以来、実に5年以上ぶり。 さらに8%台となると、「東芝日曜劇場」から複数社提供の「日曜劇場」に切り替わった02年10月期以降を見ても前例がなく、『DCU』の数字と比べても寂しい結果と言わざるを得ない。 なお、同枠では今月8日から主演の妻夫木聡の医療ドラマ『Get Ready!』がスタート。初回は2ケタ発進となるだろうか……。 次のページ 木村拓哉『未来への10カウント』ほか、2022年連ドラ視聴率トップ10中4作がジャニーズドラマ! 12次のページ 楽天 DCU ~手錠を持ったダイバー~ Blu-ray BOX【Blu-ray】 関連記事 水谷豊『相棒21』、視聴率1ケタ転落ギリギリ! 初代・亀山薫復帰も好調続かず……打ち切り報道に「現実味」SixTONES・京本大我、“吐血シーン”にファン悲鳴! 『束の間の一花』の演技に絶賛の嵐Hey!Say!JUMPファンが「嫌な予感」と困惑――山田涼介のドラマ主題歌リリース情報出ず、『FNS歌謡祭』に名前なしKing & Princeの空中分解で、日本テレビ大打撃――『King & Princeる。』を「視聴率の取れる時間帯」に移す予定だった?沢口靖子『科捜研の女』第5話、意外すぎる凶器に衝撃! 『相棒』の「イカ回」を思い出す人続出