コラム
仁科友里の「女芸人ベスト3」

大久保佳代子、バービー、イワクラ……今をときめく“女芸人”たちの気になるところ

2023/01/02 16:00
仁科友里(ライター)

 「若者が恋愛をしない」と言われて久しいが、たとえ交際未経験だとしても、「恋愛に興味がない」という意味ではないと思う。となると、今をときめく女芸人に「どんな恋愛をしているか」「恋愛とは何か」を聞いてみたい若い人たちは多いことだろう。

 現在、オズワルド・伊藤俊介と交際中の蛙亭・イワクラは、そんな需要に応えられるうってつけの人材ではないか。

 もともと伊藤とイワクラは、森本サイダー、ママタルト・大鶴肥満の4人でルームシェアをしていたそうだ。『ニューヨーク恋愛市場』(ABEMA)に出演した伊藤の同期・空気階段の水川かたまりによると、イワクラは風呂から「あらわな感じ」で出てくるというが、「伊藤はイワクラを『女として見ていない』みたいなことを、最初すごく言ってい た」と証言する。

 女として見ていなかったはずのイワクラを、伊藤はいつ女性として意識したのかも気になるものの、それ以上にイワクラの心境の変化に興味を抱いてしまう。

 「あらわな感じ」で風呂から出てくるだけあって、イワクラも当初、伊藤のことを男性としてまったく意識していなかったように思うが、なぜ恋愛感情を抱くに至ったのか。それは他人には知る由もないけれど、そこには、イワクラなりのちょっと複雑な理屈があるような気がする。彼女のようなタイプが語る“恋愛論”は、「恋愛はしていないけれど、恋愛とは何かには興味がある」という若い人の心に響くのではないだろうか。

「女芸人のこれから」について思うこと

 今回3人の女芸人の“見どころ”を紹介したが、女芸人界全体を見ていると、今後は、「『女友達』になりたいと世間の人たちに思わせるタイプ」か、「思いもよらない分野の先駆けとなるタイプ」かで二極化していく気がする。女芸人の皆さんには、2023年もお体に気をつけて、各々の個性を爆発させていただきたいものだ。



仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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最終更新:2023/01/02 16:00
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