サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」若林正恭の嫌なシニカル コラム 仁科友里「女のための有名人深読み週報」 『あちこちオードリー』若林正恭、「人を傷つけない」ための過剰な気遣いが生んだ“嫌なシニカル” 2022/12/29 21:00 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 オードリー・若林正恭を悪者にしない、平成ノブシコブシ・徳井健太の援護射撃 ただ、これだけだと、若林に「うるさいオジサン」という印象を抱く人もいるかもしれない。しかし、同番組出演者の平成ノブシコブシ・徳井健太が「これがMCということ」と援護射撃をしていたため、そういったネガティブな印象は受けなかった。 徳井は、「MCとなると、(スタッフの)1つの乱れが自分の番組に響いてくる」「若林くん、本当は言いたくないよ」「でも、このままフロアの子が春日にタメ口きいていたら、全体が変になるから一応言うっていう仕事も、MCってやっていかなきゃいけない」と、若林はあくまでも「仕事のため」、20代のフロアディレクターを注意したのだと強調していた。こういうサポートする人がいることで、シニカルな人が悪者にならないで済むわけだ。 笑いにもトレンドがあり、毒舌やシニカルな笑いが、敬遠されがちになる時期もあるだろう。売れっ子になったことで、そうした物言いがしづらくことも否定できない。けれど、だからといって、それらの笑いが「いらない」わけではないと思うし、特にシニカルな笑いは、若林の独壇場だと思う。番組MCにまで上り詰めた自身の立場をある程度踏まえつつ、他人を巻き込まない、正論の上に立った「オレはこう思う」というシニカルな笑いで、私たちをうならせてほしいものだ。 オードリー・若林正恭、『黄昏流星群』トークに感じた「ピュアな恋」への盲目的な憧れ 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます <今回...サイゾーウーマン2018.11.22 オードリー・若林正恭、オリラジ・藤森への不快感に見る「意固地な上下関係」意識 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今...サイゾーウーマン2017.01.12 前のページ123 仁科友里(ライター) 1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。 記事一覧 X:@_nishinayuri 最終更新:2022/12/29 21:00 楽天 ナナメの夕暮れ 「やれやれ資本主義」とボヤいてた若林がここまで売れるとは 関連記事 オードリー・若林正恭、『黄昏流星群』トークに感じた「ピュアな恋」への盲目的な憧れオードリー・若林正恭、オリラジ・藤森への不快感に見る「意固地な上下関係」意識アンミカの“ポジティブ思考”に見る暗さ――「人生はブーメラン」発言が危険なワケ杉田水脈氏は“オジサン”の操り人形である――「ともかく目立つ」「弱い者を叩く」政治家としての処世術が限界のワケ石橋貴明の「若い子とがんがんセックス」宣言に“老い”を指摘――「新しい大御所」研ナオコの秀逸さ 次の記事 キスマイ玉森ら、脱退・退所説払しょく? >