サイゾーウーマンコラム日本のアウト皇室史英王室の「すさまじい秘密主義」明らかに? コラム 【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!! 「昭和」最後の日、天皇崩御時の報道フィーバーと「自粛」空回り―日本中の異変からわかること 2022/12/31 17:00 堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト) 日本のアウト皇室史 昭和天王崩御時の報道フィーバーからわかること 堀江 しかし、君主の体調不良については、どれほど情報を公開しても、「もっと、もっと!」とマスコミからは求められ、そのことが君主ご本人にとって「良いこと」にはならない可能性があったと思います。昭和天皇のときは、それが顕著だったのではないでしょうか? ――どちらが良いのかわからないですね。天皇家の方々における、とくに重篤な病状の公開は、昭和天王崩御時の報道フィーバーを考えると、今後は慎むほうがよいと堀江さんはお考えですか? 堀江 そうですね……。深刻な体調不良が明らかになると、国民生活への影響が大きいというのもあります。実際、昭和天皇重体報道が飛び交うと、日本中で「異変」が起きました。 その名も「皇族はどう考えていらっしゃるか 『陛下の御心を思うに国民の行事自粛は行き過ぎです』」という三笠宮寛仁親王のインタビュー記事(小学館「女性セブン」1988年10月20日号)では、「相次いだ“自粛・取りやめ”」の例として、各地のお祭りの類いが自粛となったのに続き、「日産自動車の新型車CMのコピー、井上陽水がいう“みなさんお元気ですか”というセリフが口パク」になったとか、東京トヨペットが「生きる歓び」というポスターを撤去したとかいろいろとありますね。 次のページ 国民による自粛の空回りに寛仁親王も言及 前のページ1234次のページ 楽天 本当は怖い世界史 戦慄篇 関連記事 エリザベス女王の棺の中は……ヨーロッパ王族に流行した、国王の特殊な埋葬方式とは?メーガン夫人、エリザベス女王追悼の場で失笑まみれ! キャサリン妃と比べ「品格のなさが際立つ」「場違い」“エリザベス女王の最愛の息子”アンドリュー王子が、事実上の王室追放! 性的人身売買スキャンダルがいよいよ大詰めに「悪役」ヘンリー王子と「優等生」ウィリアム王子、「やんちゃ」秋篠宮さまと「冷静沈着」天皇陛下ーー皇族・王族における“キャラ”の重要性チャールズ新国王は「スキャンダルを操る男」か――息子・ヘンリー王子を“利用”せざるを得ないワケ