PTA役員の他薦アンケートに名前を書かれた! 推薦委員から突然の電話……“犯人”は保育園のママ友だった
アンケート用紙に名前を書かれても、それだけで役員に任命されるわけではない。もちろん断る自由もある。しかし、新たな役員が見つからない場合、推薦委員自身が役員になるケースもあるため、押しが強いという。
「まずは役員がどのような作業をしているかを知ってほしいと、見学会に参加するよう勧められました。断れなくて見学したのですが、推薦委員から『平日の夕方を使って作業するから、仕事とも両立できる』『もし仕事でどうしても参加できない日があっても、ほかの人がカバーするから大丈夫』と熱心に勧誘されましたが、正直、無理って思いました。でも『今はコロナ禍で役員が集まって作業を行うことが普段より少ない。役員をやるなら今がチャンス』と言われ、結局、簡単そうな書記を引き受けたんです」
八重子さんは、役員になったのは自分の意思というが、ママ友に名前を勝手に書かれたことに対してはモヤモヤが収まらない。
「ママ友が悪いわけではないのはわかっているんです。顔も名前も知らない保護者が多い中、他薦アンケートに必ず誰かの名前を書かなきゃいけないと思い、知っているママ友の名前を書いてしまった……というのも想像できます。でもやはり書かれたほうはすっきりはしないですよね」
PTA役員になりたいという保護者は少数だけに、八重子さんは「むしろ『仲のいいママ友のことは他薦しない』のが、暗黙のルールだと思っていました」と語る。
「別の小学校に子どもを通わせているママ友にこの話をしたら、『うちは他薦アンケートに名前を書けという圧が強いんだけど、仲良しのママを推薦するなんてあり得ない』と言っていました。他薦アンケートは、誰が誰の名前を書いたかは明かされないのですが、やっぱり『誰に書かれたんだろう』とモヤモヤしたし、この形式はやめたほうがいいと思うんですよね」