コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」
東出昌大、渡辺謙、実母……“問題のある人たち”に囲まれる杏が「優等生」なワケ
2022/09/01 21:00
元夫、実父がこんな状態だけに、せめて実母だけは、杏の頼りになってほしい……しかし、「女性セブン」20年9月17日号は、個人事務所の社長だった実母が、杏に対して12億円の訴訟を起こしたと報じている。
杏は08年から芸能プロダクション「トップコート」に所属し、翌年には節税対策のため、実母が代表を務める個人事務所を設立。しかし給与があまりにも少ないことを疑問視した杏が、その個人事務所を退社し、トップコートとの直接契約に戻したいと申し出たことで、実母が訴訟に踏み切ったそうだ。
同誌によると、実母は心酔する霊能者を個人事務所のコンサルタントにして、多額のコンサルティング料を支払っていたそうで、杏は不信感を持っていたという。実母は過去にも、渡辺の白血病治癒を願って、宗教団体へお布施したため、多額の借金を背負ったと報道されており、杏を長年、信心と金の問題で苦しめてきたのかもしれない。
東出、渡辺、そして実母という“問題のある人たち”に囲まれているのに、杏はぶっちぎりの優等生だ。女優としての好感度は抜群だし、お子さんを愛情深く育てている。YouTubeチャンネルも好調だ。東出と杏の両親は、彼女の爪の垢を煎じて飲めと言いたいところだが、両親と杏の関係を心理学の観点から見ると、杏は優等生に“ならざるを得なかった”と言えるのではないか。