サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」杏が優等生なワケ コラム 仁科友里「女のための有名人深読み週報」 東出昌大、渡辺謙、実母……“問題のある人たち”に囲まれる杏が「優等生」なワケ 2022/09/01 21:00 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 杏にとって、渡辺謙も実母も足かせ? 夫婦の対立や虐待、経済的問題などが恒常的にある家族は「機能不全家族」と呼ばれる。このような家族の中で育つと、本来、親が子どもを守るべきなのに、子どもが親のケアをするようになることがあるという。特に娘が「母親の母親化」して、感情的なお守をしてしまうことは、よく知られている。その結果、子どもは努力家で、社会的な成功を収めるしっかり者に成長することがあり、彼らにとってその成功は、自分のためではなく、崩壊しそうな家庭を支えるためのものだといわれているのだ。 杏もまた、人気俳優の娘に生まれながら、渡辺の病気や、実母の借金、両親の不和など、過酷な子ども時代を過ごしており、「機能不全家族」の中で育ったと言えるのではないか。ゆえに、優等生にならざるを得なかった面があるように思う。 「女性セブン」20年9月17日号の記事には、「(渡辺謙との)離婚後、A子さん(筆者注:杏の実母のこと)の元に残ったのは2人の子供と、多額の借金。そこで、一念発起したのは、A子さんではなく、杏だった。それまでも行っていたモデルとしての活動に専念するために、高校を中退したのだ」という記述がある。 本人が認めていないのに決めつけてはいけないが、実母が作った多額の借金は、やはり杏が働いて返済したのではないだろうか。家族の誰にも頼れないから、自分が頑張るしかないと決心したかもしれない10代の杏は、その後、モデル、女優として成功を収めた。 そして母になって離婚した30代の今も、やっぱり親に頼れない。有名人は問題行動ばかりが大きく報道されるので、どうも悪い印象を持ってしまいがちだが、それでもやっぱり杏にとって、親は足かせのように思えてならないのだ。 次のページ 渡辺謙の「修羅場かよ」発言に思うこと 前のページ1234次のページ 楽天 杏の気分ほろほろ 関連記事 唐田えりか、「杏から東出を略奪するため」に必要だったこと――「結婚とカネ」を考える有働由美子アナの「オバハン自虐」を許容していた大組織・NHKの“男尊女卑”体質おばたのお兄さん、妻・山崎夕貴アナの年収超えた! 格差解消のいま“嫁姑関係”が気になるワケ『上田と女が吠える夜』たんぽぽ・川村エミコの自虐ネタに考える、「運のいい/悪い」を決めるものおぎやはぎ・矢作兼、小倉優子の元夫に苦言――「人を見抜く目がある」と自信満々な人に思うこと