雅子さまが国葬を切望!? 安倍晋三元首相の「皇室利用」に加担する女性週刊誌の報道
そもそも第二次安倍政権発足以来、現在の上皇である明仁天皇(当時)と安倍首相(当時)の関係は非常に危ういものだった。特に憲法改正や沖縄に対する思いがまったく違った。“護憲”を大切にする明仁天皇は、時に安倍首相へ暗に懸念を表明し、安倍首相サイドは、その意思を封じ込めようとプレッシャーをかける。さらに「生前退位」に難色を示し、問題を棚上げした安倍政権に不信感を持っていたとも伝えられる。
一方、生前退位が決まった前後から安倍首相は、今度は当時の皇太子であり、現在の天皇陛下と雅子さまに急接近していった。新天皇即位は皇室との関係を修復するまたとないタイミングと見て取ったといわれ、また雅子さま自身、外務省出身で政治的には安倍首相の考えに近い可能性も指摘されていた。こうした振る舞いは “安倍のための皇室”をつくろうとしていると一部で指摘されたほどだ。
そんな安倍元首相の死。そして皇后である雅子さまが国葬を切望しているという情報。その真偽はさておき、こうした情報が流布されること自体、安倍元首相が望んだ“安倍のための皇室”であり、皇室利用の真骨頂ではないのか。
そして雅子さまだけでなく、眞子さんも安倍元首相を“恩人”だと思っているとの記事さえ存在した。それを報じた「女性自身」によると、2017年の眞子さんと小室圭さんとの婚約内定で当時の安倍首相は祝福コメントを発表したが、このことは眞子さんにとって安倍元首相が“応援してくださった恩人”であるという理屈らしい。
さらに、安倍元首相は女性宮家創設に反対し続けてきた人物。しかし、こうした反対がなく女性宮家が実現していたら、眞子さんは結婚しても皇室に残ることになり、現在のNYの自由な生活はなかった。よって眞子さんにとって安倍元首相は“味方”という論理らしい。
もちろんこれらは眞子さんというより、「自身」の“経験上の臆測”や“周辺取材からの結論”だろうが、いずれにしても安倍元首相が皇室関係者から、感謝されたり、深く悼まれたりしているという物語がクローズアップされることは、安倍元首相にとっては本望には違いないだろう。
ある意味、すごい人物であった。