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フジテレビ『ポップUP!』、坂上忍が去って“死に枠”へ! 問題は“忖度”パーソナリティか

2022/05/13 11:00
村上春虎

『ラヴィット!』は低視聴率でも若年層の“接触率”は高い

 ほかにも、この番組の“ダメ”なポイントは数多いという。

「進行MCであるはずの山崎夕貴アナと佐野瑞樹アナが、なぜかパーソナリティの後ろに座っているときがある。これでは誰がMCなのかわからず、誰を中心に見たらいいのか、視聴者の“視点”が定まりません。前番組には坂上忍という強烈な個性がいてスタジオの進行を担っていましたが、あまりに自己中心的だったので、それがトラウマになって権力の一極集中を避けたような気さえします」(同)

 しかし、視聴率が人気の指標の全てではない。例えば、低視聴率と騒がれた朝の情報バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)は、同時間帯のコア視聴率(13〜49歳の男女における視聴率)では2位と報じられた。

「正直、視聴率が激増しているわけではないし、そもそも安定した数字を維持する『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)以外のワイドショーはジリ貧であるため、『ラヴィット!』も取り立てて騒ぐような状況ではありません。しかし、大喜利をはじめとして笑いに特化したことで、確かに若年層の“接触率”は高くなっています。『ポップUP!』はそうした特化ポイントも見当たりません」(前出・放送作家)

 こうして、視聴率1%台の“ワイド死の枠”に戻ってしまったフジテレビの昼。復活はあり得るのだろうか?
(村上春虎)


最終更新:2022/05/13 11:00
フジテレビ・全仕事/フジテレビ
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