サイゾーウーマンコラム日本のアウト皇室史学習院「常磐会」が行った「美智子さまいじめ」 コラム 【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!! 「美智子さまいじめ」の主犯だった、学習院「常磐会」とは――皇太子妃の座をめぐる“アンチ活動” 2022/05/21 17:00 堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト) 日本のアウト皇室史 聖心女子大出身の美智子さまに、学習院「常磐会」は「プライドを傷つけられた」 ――昭和時代は、皇后さまを総裁に、旧華族、旧皇族の女性がズラリと役員を務めていますね。名家出身の女性しか入れませんという排他的な空気は、なかなかキツいものがあります。 堀江 大奥じみた雰囲気はありますよね。ただ、世間から悪意の目を向けられすぎているのでは、と感じる点もありました。 たとえば、先ほどお話した大宅壮一の記事によると、聖心女子大出身の美智子さまが皇太子妃に決定したというニュースを聞いた常磐会メンバーは、うちの会員の中から皇太子妃が出るはずだと信じ込んでいたので、「ひどくプライドを傷つけられて、『いかに皇太子さまのご希望とはいえ、(美智子さまが)ご遠慮してお断り申し上げるべきだった』という意見が、有力会員の間を支配したという」。 ほかには「理事の肩書をもつ某老女のごときは、いたってテレビ好きで、特に皇族関係のニュースときたら、画面にかじりつくように見入っているのだが、この日に限り、テレビにお尻をむけて、一日中スイッチを切りっぱなしにしていたという」。 ――なるほど、常磐会VS聖心女子という構図が描かれたんですね(笑)。 堀江 入江侍従長(当時)によると、常磐会の会長を長年勤めていた松平信子さんは、常磐会出身者ではない美智子さまが皇太子妃に決定したことに憤激しました。しかも、発表直前まで秘密にされていたのが腹立たしいというのです。 次のページ 美智子さまいじめの手先だった柳原白蓮 前のページ1234567次のページ 楽天 偉人の年収 関連記事 秋篠宮家が「推薦入試」にこだわり続ける事情――学習院のほかは「不合格」だった佳子さまに見る“事実”秋篠宮家が避け続ける「学習院」、知られざる皇族の関係ーーかつては「ウチにお入りになるのが自然」発言も秋篠宮家の教育と経済事情ーー「学習院」離れと筆頭宮家の「厳しい」生活費事情昭和天皇の娘、“月収20万円”サラリーマンと結婚で皇室人気上昇! 「逆に好印象」だったお相手の経歴とは?昭和天皇の娘が「タバコ屋の看板娘」に!? 青年実業家と結婚したプリンセス、知られざる日常生活