サイゾーウーマン暮らしカラダ春の「肌バリア機能」低下の対策法 暮らし 女性の悩みを解決! 【薬剤師解説】春の「肌バリア機能」低下の対策法とは? 薏苡仁(よくいにん)など漢方活用法も解説 2022/04/26 13:30 相田彩(薬剤師) 女性のカラダ 2.春の不安定な肌に必要なスキンケア方法3つ 肌のバリア機能が低下すると、潤いに必要な水分が蒸発し、乾燥肌になってしまいます。また、外部からの刺激にも弱くなるので、すぐに肌トラブルを起こしてしまうのです。ここでは、バリア機能を正常に維持するために必要な対策をご紹介します。 2-1.しっかり保湿をする 肌の水分が不足すると、乾燥して敏感肌になってしまいます。水分は老化や新陳代謝のバランスも影響しますが、乾燥は特に大敵。乾燥によってバリア機能が低下した肌は、水分を保つ力も弱くなってしまうのです。 肌の角質層の中でも、細胞間脂質(セラミド)は、バリア機能を正常に維持するために欠かせません。そのため、化粧品や保湿剤は、セラミドが配合されているものを選びましょう。なお、より浸透しやすい「ナノ化」されているものの使用をおすすめします。 2-2.肌に刺激を与えない 洗顔で汚れや脂を落とそうと、肌をゴシゴシ強くこするのはNG。過度なケアは、かえってバリア機能を傷つけてしまいます。また、肌に合わない化粧水や化粧品を我慢して使うのも避けましょう。刺激を感じたり、肌に合わなかったりする商品は使用せず、自分の肌が心地よく感じるものを選んでください。 2-3.バランスのいい食事を心がける 食事では、バランスよく栄養素をとり入れることが大切。肌のバリア機能で重要なセラミドは、栄養不足でも減少してしまいます。肌のもとになるタンパク質やアミノ酸を、肉や魚、卵などから上手にとり入れましょう。 また、肌は毎日ターンオーバーを繰り返しています。ターンオーバーを正常に維持するために、ビタミン類を摂取することもポイント。ビタミンAやビタミンCのほか、亜鉛などの栄養素も、野菜やフルーツなどから偏りなくとるように心がけてみてください。 次のページ 3.肌を内側から整えるなら「漢方」もおすすめ 前のページ123次のページ 楽天 大人女子のゆるっと漢方生活 関連記事 【薬剤師解説】「むくみ」改善の生活習慣&3つのおすすめ食品! 五苓散(ごれいさん)ほか漢方活用法も【薬剤師監修】春の肩こりや頭痛は「気象病」が原因かも? 五苓散(ごれいさん)ほか漢方活用法【薬剤師監修】寒い日は「頭痛」になりやすい!? 原因に合わせた“2つの予防法&3つの対処法”を解説ヨガインストラクターが教える「肩こり解消ストレッチ」2選! 自律神経を整える効果も期待!?【薬剤師監修】冬は布団から出られない……もしかして「冬季うつ」かも!? 自宅でできる手軽な解消法3つ