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【薬剤師監修】寒い日は「頭痛」になりやすい!? 原因に合わせた“2つの予防法&3つの対処法”を解説

2022/03/15 13:30
相田彩(薬剤師)
【薬剤師監修】寒い日は「頭痛」になりやすい!? 原因に合わせた3つの対処法を解説の画像1
写真ACより

 寒い日に「頭痛」が起こることはありませんか? 天気や気温の変化を受けて、頭痛などの体調不良を起こす人は少なくないとか。寒さで血流が悪くなることや、逆に気温が上がって血流が良くなりすぎることで、頭痛が起こることも。

 このように、頭痛にもさまざまなタイプがあるので、正しい対策や対処法を知ることが大事。そこで今回は、頭痛に悩まされない快適ライフを送るための方法を、薬剤師が解説します。

1.その頭痛は「寒さ」が原因かも?

 意外な頭痛の原因として、「寒さ」があります。体が冷えると、なぜ頭痛が起こるのでしょうか? 以下に、寒さ由来の頭痛の症状や原因をまとめました。

1‐1.寒さからくる頭痛は2種類ある

 寒さからくる頭痛には、血流が悪くなることで肩こりが起こり、さらに、脳や首の神経が緊張するために生じる「緊張性頭痛」があります。これは、寒さによって生じる血管の収縮が血行不良につながり、首や頭の筋肉が緊張して発生する頭痛。ひどくなると、吐き気も感じることもあります。

 また、寒さによって「片頭痛」が起こる場合も。ズキズキとした痛みが片側、もしくは両側に起こり、数分間から数時間続くもので、光や音に敏感になるのも片頭痛の特徴です。


1‐2.なぜ、寒いと頭痛が起こるの?

 寒くなると、体の血流が悪くなるため、もともと冷え性の人や体を動かす習慣のない人は、頭痛が起こりやすくなります。また、寒さによるストレスや疲労などで頭痛が起こることもあるのです。

 それ以外にも、寒い外から急に暖房の効いた暖かい部屋に移る際に、血管が拡張しすぎてしまい、神経を刺激して片頭痛が起こる場合もあります。

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