コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第594回】

福原愛、“真剣交際”ツーショットは「やらせ写真」だった! 「週刊文春」が「撮り直し」要求を暴露

2022/03/22 21:00
神林広恵(ライター)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 「週刊文春」(文藝春秋)が報じた映画監督で俳優の榊英雄による「性行為の強要」が大きな波紋を呼んでいる。当然だろう。しかも榊は“加害”に無自覚な上、「性被害」を題材にした映画『蜜月』を監督したいたのだから、あぜんとする。

 だが、キャスティング権や人事などを楯に、そして示唆しながら不本意な性行為を強いているのは、映画業界だけではない。テレビ、出版、広告業界などでも横行しているし、今回のことも氷山の一角だろう。無知蒙昧で差別的な加害者だからこそ、その自覚を持つ教育が必要か。

同棲状態が報じられた福原(C)サイゾーウーマン

第594回(3/17〜3/22発売号より)
1位「不倫男の妻が告白 夫を奪った彼女を許せない『福原愛の嘘と恐喝事件』」(「週刊文春」3月24日号)
2位「百恵さん 初孫で息子を叱咤『父として男として』の教え」(「女性セブン」3月31日号)
3位「宝田明 『私の“終活”はソ連侵攻体験を伝えること』(「女性セブン」3月31日号)
※「女性自身」「週刊女性」は合併号休み

 今週の1位、変則ではあるが女性週刊誌ではなく「週刊文春」の福原愛関連記事だ。もちろんこれには理由がある。この「文春」記事には、「女性セブン」の“取材手法”について大変興味深いエピソードがつづられていたから。

 昨年2月以降、福原愛の動向、別居と不倫疑惑、そして離婚がマスコミで騒がれてきたが、その先陣を切ったのが「セブン」だった。

 昨年3月11日号で「福原愛 ポエム別居へ『母と国に帰らせていただきます』」と別居を報じると、翌週の18日号では「激震スクープ撮!福原愛 台湾に夫も子も残して里帰り不倫」として、イケメン商社マンA氏との横浜お泊まり不倫デートをスクープ、さらにその翌週の25日号では「独占スクープ 福原愛 独占告白『不倫相手の素顔』と『あの夜のこと』」として福原本人のインタビュー、独占告白を掲載したのだ。

 不倫をスクープした「セブン」に、不倫をすっぱ抜かれた当事者の福原が登場し、独占告白する。「文春」の十八番を奪うような展開で、同時期、「週刊文春」も福原が夫だった江宏傑からモラハラを受けていたなどの記事を掲載しているが、福原に関しては「セブン」がぶっちぎり。

 さらに、昨年12月22日に「セブン」の出版元である小学館のニュースサイト「NEWSポストセブン」が「福原愛 あのイケメン商社マンと真剣交際スタート『再婚も視野に』」と、離婚した福原とA氏のその後を追跡する記事を写真付きで配信している。

 そんなスクープを連発した「セブン」だったが、実は福原のお相手のA氏は、当時は既婚者。そして今回A氏の妻(現在は離婚)が「文春」に福原とのやりとり、そして昨年12月のNEWSポストセブンに掲載された内容の訂正を巡ってトラブルになっていることを告白している。

 しかし興味深いのは、その中で「セブン」のある疑惑が暴露されていることだ。

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