コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」
野村周平、「やんちゃな母」がイメージ回復の手段に? 『ツマミになる話』で見えた「いい人」キャラへの可能性
2022/03/17 21:00
野村もイケイケなお母さんをバラエティ番組に出して、「東京のええ男」を求めて暴走するお母さんをいさめたらどうだろう。お母さんは岩尾のことを「あのブサイクな芸人、誰や」とたずね、野村が「そんな言い方したら、アカンよ」と返したそうだが、このノリをテレビでやればいいと思う。
タレント本人が暴走すると、タレント本人のイメージが悪くなるだけだが、一般人であるお母さんの暴走なら、タレント側に大きな影響はないはずだ。むしろ、お母さんとの会話で、いつものやんちゃなイメージとは違う優しい顔を見せられたら、野村のイメージは上がるかもしれない。
テレビの視聴率低下が進み、比較的低予算で作れるとされるバラエティ番組が多くなると、芸人の仕事は増えるが、歌手や俳優は苦戦を強いられるだろう。そんな中で、世間サマからいいイメージを持たれていないタレントに勧めたいことは、「立っている者は親でも使え」ならぬ、「イメージアップのためなら親でも使え」である。野村はまさに、そのチャンスを「持ってる」人のような気がしてならない。
最終更新:2022/03/17 21:00