コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

野村周平、「やんちゃな母」がイメージ回復の手段に? 『ツマミになる話』で見えた「いい人」キャラへの可能性

2022/03/17 21:00
仁科友里(ライター)

 野村もイケイケなお母さんをバラエティ番組に出して、「東京のええ男」を求めて暴走するお母さんをいさめたらどうだろう。お母さんは岩尾のことを「あのブサイクな芸人、誰や」とたずね、野村が「そんな言い方したら、アカンよ」と返したそうだが、このノリをテレビでやればいいと思う。

 タレント本人が暴走すると、タレント本人のイメージが悪くなるだけだが、一般人であるお母さんの暴走なら、タレント側に大きな影響はないはずだ。むしろ、お母さんとの会話で、いつものやんちゃなイメージとは違う優しい顔を見せられたら、野村のイメージは上がるかもしれない。

 テレビの視聴率低下が進み、比較的低予算で作れるとされるバラエティ番組が多くなると、芸人の仕事は増えるが、歌手や俳優は苦戦を強いられるだろう。そんな中で、世間サマからいいイメージを持たれていないタレントに勧めたいことは、「立っている者は親でも使え」ならぬ、「イメージアップのためなら親でも使え」である。野村はまさに、そのチャンスを「持ってる」人のような気がしてならない。 

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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最終更新:2022/03/17 21:00
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