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【薬剤師監修】冬は布団から出られない……もしかして「冬季うつ」かも!? 自宅でできる手軽な解消法3つ

2022/02/15 13:30
相田彩(薬剤師)
【薬剤師監修】冬は布団から出られない……もしかして「冬季うつ」かも!? 自宅でできる簡単な解消法3つの画像1
写真ACより

 寒い季節になると、朝、布団から出るのがつらいものです。なんだか心が重く感じることも少なくないのでは? 寝過ぎてしまう、やる気が出ない、疲れが取れないなどの症状が長く続く場合は、「冬季うつ」かもしれません。

 「冬季うつ」は季節性のもので、日照時間と関係しているといわれています。今回は、そんな「冬季うつ」とはどのようなものなのか、また、対処法についても薬剤師がご紹介します。

1.寒い季節の「過眠」は、冬季うつが原因かも?

 「冬季うつ」とは、季節性うつ病、もしくは季節性感情障害という病気からくる症状で、太陽の光や日照時間と関係しているともいわれています。日照時間が短くなる秋から冬にかけて症状がみられることが多く、10~11月頃に症状が出始め、3月頃に回復するケースがほとんど。毎年、このサイクルを繰り返す傾向にあります。

 冬季うつは、特に女性がなりやすく、「過眠」「気力低下」「疲れが取れない」といった症状が特徴です。

1-1.一般的な「うつ」との違い

 季節性うつは、「夏」と「冬」が代表的。「夏季うつ」は食欲が低下し、不眠に悩まされることが多い一方、「冬季うつ」は食欲が増進し、過眠傾向になる特徴があります。どちらも「うつ」の一種ですので、気分の落ち込みやイライラ、集中力の低下などが起こることもありますが、普通のうつ病と違うのは、周期的に症状が出ることや、過食や過眠の症状があることです。


 この時期はもともと気温が低いため、朝になっても体温が上がらず、起きるのが遅くなったり、睡眠時間が長くなったりしがち。多少の睡眠時間の変動は問題ありませんが、過度に寝過ぎてしまったり、日中の眠気がひどく、日常生活に支障が出るような場合は、冬季うつの可能性があります。

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