サイゾーウーマンコラム“受刑者のアイドル”と元女囚が語る「受刑者と慰問」 コラム 【特別企画】中野瑠美×Paix²(ペペ)座談会(後編) 「米を送ってくださることも……」刑務所ライブ20年“受刑者のアイドル”と、懲役通算12年の元女囚が語る「受刑者と慰問」 2021/12/29 11:00 サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman) 座談会刑務所知られざる女子刑務所ライフ 受刑者の皆さんと同じ目線に立ちたい ――更生支援は社会的にも重要と思いますが、刑務所の慰問については「悪者(受刑者)を応援するのはけしからん」という批判もあるようです。 Megumiさん Megumi そうですね、私たちもコンサートを始めて10回目くらいから葛藤がありました。塀の外には「被害者」の方がいて、塀の中には「加害者」の皆さんがいる……。最初は喜んでいただこうと思っていましたが、10回くらいライブをやっていると、「楽しいだけじゃだめだな」と思うようになりました。 Manami 演奏を聴きながら「自分はなぜ刑務所にいるのか」を考えていただけるように、受刑者のご家族からのお手紙を紹介したりしていたんです。そうしたら、「早く社会復帰したい」というような感想文が増えてきましたね。受刑者の方にも温かい気持ちになってほしいですね。 瑠美 懲役も人間やから「居場所」が欲しいんですよね。 Manami 居場所がなければストレスがたまりますし、ストレスが増えればトラブルも増えますね。 Megumi 「当たり前」の生活を送れない人たちの更生を支援するというより、私たちが「収容者と同じ目線に立つ」ことで社会の理解も得られるかなと思います。 Manami 受刑者の皆さんと真剣に向き合うといいますか、「心のスイッチを押す」ことですね。これはうちのマネジャーの言葉なんですが、スイッチを押すのは「愛」なんですよ。 瑠美 私も刑務所で、家族への愛は大事だと思いました。これからは私も入れていただいて、Paix³(ペペペ)でどうですか?(笑) Paix² ぜひ! ありがとうございます(笑)。 【プロフィール】 中野瑠美(なかの・るみ) 懲役通算12年(すべて覚醒剤事件)の体験をつづったサイゾーウーマンの連載が好評。現在はラウンジ経営者やユーチューバーとしても活躍する。連載記事を2018年に『女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)として刊行。 オフィシャルブログ:https://profile.ameba.jp/ameba/rumi1209n/ YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCBAPOeHNGhG5zznedulARog Paix²(ぺぺ) 鳥取県出身のManami(北尾真奈美)とMegumi(井勝めぐみ)による女性デュオ。「Paix」(発音は「ペ」)はフランス語で「平和」の意味。2人なので二乗して「Paix²」に。アルバムに『しあわせ』(2015年、日本コロムビア)、著書に『塀の中のジャンヌ・ダルク Paix²プリズン・コンサート五〇〇回への軌跡』(20年、鹿砦社)。14年9月に法務省より保護司任命、15年4月に同省矯正支援官を委嘱されるなど矯正支援でも活躍中。 オフィシャルサイト:https://paix2.com/ 前のページ1234 最終更新:2021/12/29 11:00 楽天 Yahoo 日本酒で乾杯!〜ふるさと鳥取ver〜 日本酒飲みたくなっちゃう 関連記事 覚醒剤で懲役通算12年の元女囚と矯正施設ライブ504回“受刑者のアイドル”が見た刑務所の実態少年犯罪や非行少女は他人事じゃない【刑務所のアイドルPaix2(ペペ)×元レディース・中村すえこ】刑務作業品のオンライン即売会が年明けまで開催! 元女囚がオススメする「刑務所良品」大盛況の府中刑務所文化祭で見えた、塀の中の厳しい現実と課題西内まりや、MAXら芸能人が受刑者を支援 再犯を防ぐために必要なこととは? 次の記事 渡部建に“復帰フラグ”? >