サイゾーウーマン編集部員が選ぶ、「今年読んでほしかった!」ベスト記事セレクション
2021年、サイゾーウーマンが公開した記事本数はざっと4800本。ジャニーズから芸能ニュース、料理レシピにマンガと日々いくつもの記事が更新されるため、よほどのサイ女マニアでも全記事完読は困難だったのではないでしょうか?
実際、編集部員のほうも、記事を出したものの「あれ? 読まれてない……?」「ひょっとして、ブックマークしたまま忘れられている……?」など、あらぬ不安を抱いているものもあるんです。
そこで今回は、いま一度読者の皆々様にお届けしたい記事を、編集部員のパワープッシュコメントとともにご紹介。芸能やゴシップだけではない、サイ女の“深層”を知る上でも、ぜひチェックいただけたら幸いです。
氷川きよしの覚悟に胸いっぱい
■氷川きよしことkiiちゃんが「婦人公論」で語る! “演じてきた別人格”と“私”の2つの表現と覚悟
今年の下半期、サイゾーウーマン編集部では「kiiちゃん素敵!」ムードが同時多発で巻き起こったのですが、そんな事情を知るよしもないライターさんから、この原稿が到着。やっぱり時代は今、kiiちゃんを求めてるのね!! と興奮しながら編集したものが、こちらの記事です。
「男らしくあろうとさまざま努力もしました」と、これまでの葛藤を語るkiiちゃん。そこから「現実の私」を肯定して今に至る言葉に、胸がいっぱいになりました。kiiちゃんのさらなる飛躍を祈り、また編集部のkiiちゃん元年を記念して選びました。
■推しの「政治」的な言動に抵抗感があるのは、なぜ? K-POP・韓流ファンは避けられない『日韓のモヤモヤ』
K-POPアイドルが「独島は我が国」を歌ったというニュースや映像を見るたびに、モヤ〜とした気持ちになっていました。K-POPカルチャーを好きになるほど、「モヤモヤ」は大きくなるばかりなのに、その違和感を考えたりしませんでした。10年近くもモヤモヤを放置していたんです。ひどい話ですね。
でもBTSのブレークを受けて、いよいよその違和感を見つめてみたのが、この1本。20代の現役大学生の座談会トークなので、堅苦しさゼロ、政治アレルギーの人にこそ読んでいただきたい内容です!
■ドラマ『アンという名の少女』副読本にオススメ! 斎藤美奈子『挑発する少女小説』氷室冴子『いっぱしの女』
『赤毛のアン』『若草物語』『あしながおじさん』といえば、小学生時代に夢中になった物語。アンやジョーやピッピから、自由に強く歩んでいくこと、自尊心を手放さず自分らしく生きる姿を教えてもらいました。そんな、少女を題材にした小説を解説した本『挑発する少女小説』をレビューした記事がこちら。
ドラマの『アンという名の少女』は実は見ていないのですが、昨年には『若草物語』の映画版『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が公開になるなど、少女小説がエンターテイメント分野でもにわかに盛り上がっているようです。エンタメ好きの人にも読んでもらいたい1本!
■「ランドセルから宗教のアイテムを暴かれる」カルト宗教2世信者あるある言いたい!
多面的な顔を持つサイゾーウーマンの中で、編集部員が密かに(?)熱心に展開しているジャンルが「宗教」。2021年は「2世信者」の方の原稿を毎月公開してきました。
すでに宗教から脱会したという、元・2世信者のこのライターさん。親が熱心な信者の場合、どんな幼少期を過ごし、どんな友人関係を築くのか? なかなかよそでは読めない内容を明かしてくれています。シリアスではなく軽いタッチでつづられているので、読み始めると次へ次へと読み進めちゃいますよ!
■94歳、“オンナ詐欺師”の仰天「ホラ吹き」人生ーー「年寄りには親切に」を逆手に【岡山・高齢女性詐師:前編】
女性犯罪者が起こした実際の事件を、高橋ユキさんが執筆する連載「悪女の履歴書」。これまでは殺人事件ばかりを追ってきましたが、こちらは詐欺事件とあって、ちょっとおかしみ要素もあります。
金持ちを装ったおばあちゃんが、町内中の住民から金を詐欺っていくのですが、騙されるほうの下心を刺激するのが実にうまいんです。おばあちゃんの立ち回りや人間性がとにかく憎めなくて、歴代の連載史上で最もキャラ立ちしている人物。めったにお目にかかれない事件、ぜひチェックしてみてください。