サイゾーウーマンコラム黒猫ドラネコの“教祖様”注意報『ねほぱほ』信仰を押しつける母問題 コラム 【連載】スピリチュアルウォッチャー・黒猫ドラネコの“教祖様”注意報 『ねほりんぱほりん』で描かれた「親が“神様”を名乗る」問題は深刻? 信仰を押しつける母と、子どものつらい人生 2021/11/29 21:00 黒猫ドラネコ(ライター) スピリチュアルコラム黒猫ドラネコの“教祖様”注意報 「逃げられる人は逃げていい」親に苦しむ子どもに伝えたいこと 胎内記憶に救われるのは、それを固く信じている大人だけでしょう。虐待をしてしまう親が胎内記憶を信じていたら、子どもは殴られっぱなしだし、誰のせいでもないはずの生まれつきの障害は、その子の自己責任ということに……。これでは子どもは救われず、むしろ追い込まれていくだけだと思います。 今回の『ねほりんぱほりん』出演の女性を胎内記憶に当てはめるとすれば、「明るい人生を知るために、苦難を選んで生まれてきた」というところでしょうか。でも、冷静に考えて、もし選べるならわざわざ“ヤバい母親”のもとなんかに生まれるはずもありません。 番組の最後に女性は、つらい状況に耐えて生きてきた自分に当てはまる言葉として、「配られたカードで勝負するっきゃないのさ」というスヌーピーの名言を紹介し、生まれた環境からも「逃げられる人は逃げたっていいと思う」と語っていました。いま苦しんでいる人がいたら、信仰を押しつける親からも、エゴ満載のエセ・スピリチュアルからも、なんとかして離れてもらいたいと願うばかりです。 前のページ123 黒猫ドラネコ(ライター) 九州出身、都内在住のアラフォー。ネット上にはびこるスピリチュアル・ビジネス、自己啓発セミナー、陰謀論などを観察するライター。スポーツ観戦も趣味。3食スイーツでもいい甘党。LINEマンガ『妻が子宮カルトに沼りました』連載中。 記事一覧 X:@kurodoraneko15 黒猫ドラネコ【トンデモ観察記】 最終更新:2021/11/29 21:00 楽天 カルト宗教信じてました。 「親のケア」についても考える必要がありそう 関連記事 「もう私、死んでいい!?」子宮系女子のスピリチュアルにハマった妹が豹変! 本当にあった“スピ被害”体験談3選スピリチュアルな教祖様たちも、「反ワクチン」に傾倒? 陰謀論を“利用”する人々の実態のぶみ氏の絵本が書店に置かれる危うさとは? 「子どもは親を選んで生まれる」と主張する医師との関係を繙くスピリチュアル系アイドル「バイ柴49」500万円集めたクラファンに疑問……嵐、ももクロのスタッフも協力、“参加費100万円”の行方は西野亮廣『えんとつ町のプペル』、「瞑想アイドル」のアルバムが大ヒット……“教祖様”が一般化することへの懸念 次の記事 SixTONES、映画主題歌起用で物議 >