サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」黒沢かずこに学ぶ「敏感力」の生かし方 コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 森三中・黒沢かずこに学ぶ、「敏感力」の生かし方――面倒くさがられないために大事な“一線”はどこか? 2021/11/25 21:00 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 「他人に迷惑をかけない敏感」でいるために、超えてはならない一線 今月10日放送の『あちこちオードリー 売れっ子&レジェンドの名場面SP』(テレビ東京系)にて、黒沢は自身を「敏感な人間」と定義づけた上で、「結局、鈍感な人がいいんだなぁ」というポエムをしたためており、未公開シーンとして紹介された。黒沢は「敏感が行き過ぎちゃって、面倒くさい人と思われている部分もあると思う」と話していたが、この発言は「他人に迷惑をかけない敏感でいたい」という意味だと私は解釈した。 敏感さや鈍感さというのは、生まれついての資質であり、どちらがいいとか悪いということはないだろう。黒沢の場合、敏感さが笑いにつながっているので、これは武器でもある。しかし、敏感すぎると共演者やスタッフに迷惑をかけるかもしれないし、視聴者も笑えない。敏感な人の場合、「人に迷惑をかけているかも」と感じるだけで、メンタルが追い込まれる可能性も否定できない。黒沢はちょうどいい塩梅の敏感を模索しているように見える。 テレビ用に「考えすぎる人」を演じているのならいいが、日常生活でもこのような思考回路なのだとしたら、結構ストレスフルなのではないかと心配になる。対人トラブルに発展する可能性もないとは言い切れない。そうした敏感さが面倒なものにならないために、超えてはいけない一線があるとしたら「他社や他人など、自分以外のものに口出しをしないこと」ではないだろうか。 次のページ 黒沢かずこは「ちょっと面倒」だと思ったある発言 前のページ12345次のページ 楽天 敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本 関連記事 瀬戸内寂聴さんが“悩み相談の達人”として人気だったワケ――「いい適当さ」を振り返る「飲んでも子どもの弁当は作る」は、一昔前の“いい母親”? 相川七瀬&YOUの発言に思う時代の流れと“ウリ”になるキャラ「手土産の達人」IKKOに、テレビスタッフの失礼な質問……“先入観”から生まれるマイナスイメージは、なかなか払拭できない?藤森慎吾はもう一度、田中みな実にトライするべき? おせっかいだけど「復縁」を提案したい、運命的な「相性の良さ」松居一代にとって「いい距離感の人間関係」を考える――思い込みが激しく、情が濃い一面と投資家の冷静さを生かすには?