サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」黒沢かずこに学ぶ「敏感力」の生かし方 コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 森三中・黒沢かずこに学ぶ、「敏感力」の生かし方――面倒くさがられないために大事な“一線”はどこか? 2021/11/25 21:00 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 友人・椿鬼奴の交際相手をも批判する黒沢かずこ また、「タレントとして」見ても、あまり得策ではない気がする。今も視聴率が振るわないフジテレビだが、将来的に盛り返す可能性がないとはいえないし、この時の番組プロデューサーが大出世を遂げるかもしれない。 そうなった場合、仕事とはいえ、自分をテレビで怒ったタレントを起用したいと思うだろうか。フジテレビの功労者と言っても過言ではない石橋でも、切られるときは切られてしまう。黒沢がテレビやバラエティの今後を考えすぎるあまり怒ったのはわかるが、自分のタレント生命にかかわるようなことはしないほうが得策だと思う。 「石橋温泉」といえば、こんなエピソードもある。黒沢の友人・椿鬼奴が登場した際、グランジ・佐藤大と交際しているものの、彼の収入が少ないため結婚を迷っていると打ち明けた。すると、黒沢は「本当に鬼奴と結婚するつもりがあるなら、この世界を辞めて普通の仕事をすればいい」「彼氏は『雇われのバーテンくらい、いつでもできる』と言うけれど、商売ナメんなよと思うんです。生活費を稼げるようなってから言え」と、かなり厳しい口調で佐藤を批判していた。 黒沢から見れば、佐藤は売れているとは言い難く、借金もあり、売れるための努力すらしていないように見えて、結婚をするには「万事考えが甘い」と言いたいのかもしれない。こんな人と結婚したら、友人の鬼奴が不幸になると考えて心配しているのだろうが、交際相手、結婚相手については鬼奴が決めることであって、黒沢を含めた他人に口を挟む権利はない。 鬼奴は黒沢の気質を理解しているからか、交際相手を批判されても揉めることはなかったようだが、一歩間違えば、友情が決裂してしまったかもしれない。 次のページ 黒沢かずこの“過剰な敏感力”をうまく生かす方法 前のページ12345次のページ 楽天 敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本 関連記事 瀬戸内寂聴さんが“悩み相談の達人”として人気だったワケ――「いい適当さ」を振り返る「飲んでも子どもの弁当は作る」は、一昔前の“いい母親”? 相川七瀬&YOUの発言に思う時代の流れと“ウリ”になるキャラ「手土産の達人」IKKOに、テレビスタッフの失礼な質問……“先入観”から生まれるマイナスイメージは、なかなか払拭できない?藤森慎吾はもう一度、田中みな実にトライするべき? おせっかいだけど「復縁」を提案したい、運命的な「相性の良さ」松居一代にとって「いい距離感の人間関係」を考える――思い込みが激しく、情が濃い一面と投資家の冷静さを生かすには?