[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフタ

キッチン「コンロ下&シンク下」収納、ビフォーアフター8連発! 100均アイテムだけでプロがスッキリ手直し

2021/11/22 19:30
伊藤まき(収納ライター)

連載企画「30代女子の「煩悩部屋」ビフォー・アフター」の新シーズンが始まりました。今回は、汚部屋あらため「汚家(おうち)」をまるごと片付けます! クライアントは板橋区・3SLDKの一軒家に家族4人で暮らす兼業主婦のKさん(37歳)です。

お悩み:「調理鍋20点を、捨てずに収納したい」板橋区・Kさん(37歳/会社員役職)

引き出しに入らない道具が、出しっぱなに(C)maki_organize

 汚家まるごと変身企画“28回目”は、システムキッチンの「引き出し収納」の手直しです。今回は、料理好きのクライアントさんが大切にしている調理鍋20点を、100均アイテムだけで「秒で出せる」ように収納していきます

 写真に記したシンクからコンロまでの全8カ所の引き出しを片付けます。 本格的な調理道具をはじめ、食材ストック、調味料などをすっきり収めるコツを、ビフォーアフター写真“8連発”で解説していきます。

[1_Before]シンクの下、1段目(最上段)

手入れが行き届いているステンレス多層鍋!(C)maki_organize

 シンクの真下、1段目です。水回りで使う、ザルとボウル、片手鍋がメインに入っていますが……。置く場所迷子だった容器、調理家電なども「隙間を探して」詰め込んでいました。

[1_After]シンク下は、水を使う道具(ザル、ボウル、鍋)が鉄則!

水回りに使う道具だけ!(C)maki_organize

 シンクの真下は、水回りに使う道具だけを収納し直しました。収納する鍋は、片手と小鍋を優先に選びます。大鍋はコンロに置いて水を注ぐほうが負担が軽くなります。やかんなどは、使用頻度が少ないのでコンロ側へ。


 見直した点は、ボウルとザルの量です。コンパクトな「入れ子式」になる量まで厳選しました。ほか、調理家電は食器下の扉へまとめています。

[1のポイント]鍋収納に人気! カインズ「スキット」はさすが!

優れた収納グッズのスキット(C)maki_organize

 前回の片付けで、カインズのオリジナル収納ケース「スキット」が2つも出てきました。100均のブックスタンドと取り替えると、ぴったりです。買い揃えるにはちゅうちょする598円(税込/ライター調べ)ですが、ズレない、空間のムダがない、手前に凹みがあるなど優れた収納グッズです。

 とはいえ、今回は低予算で収納を見直したいので、購入したのは100均の商品のみ!(次章より登場します)

[2_Before]シンクの下、2段目(最下段)

積み重ね置きでは、持っていることを忘れる(C)maki_organize

 ギュウギュウに入っていたのは、水回りの消耗品です。シンク下へ置くのも一般的です。Kさん宅の場合は、流動的なモノが多いため「小物収納ケース」へ移動しました。

 流動的とは、買い足しが多いモノ、定番品を決めていない、新しい商品を試すタイプなど「収納するモノが定まらない状態」を指します。収納ケースで仕切りや定位置を用意しても、散らかりやすいので「1箱1種類」の収納が◎。


[2_After]上から見下ろす、最下段は「ストック食材」が楽!

A4サイズのケース4つで、種類別収納(C)maki_organize

 新たに収納し直したのは「食材ストック」です。左から、麺類、加工食材、乾物と分類しました。最下段の引き出しは、かがんだ姿勢になるため「取り出しにくい」欠点があります。食材なら、上から在庫量を確認できるため、逆に「管理がしやすい」利点があります。

[2のポイント]食材は、本のように「背ラベル」で取り出す!

背表紙ラベルに、ダブルフックを活用(C)maki_organize

 「食材ストック」を収納箱へ入れるときは「本棚」のように。食材のグループ分けは、A4サイズボックス、靴箱の空き箱がベスト。ボックス内の仕切りは、DVDサイズの空き箱がぴったりです。

 倒れやすい袋状の食品は「レトルトフードの空き箱」がおすすめです。写真上の★マーク(箱の切り方)のように使います。ちょうど良いのは、レトルトカレーの空き箱です。ほか、食品小袋をささえる「小袋スタンド」が100均にあります。でも、自作のほうがお金もかからず無駄になりません。

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