サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」今の時代は“いい母親”がウリにならない? コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 「飲んでも子どもの弁当は作る」は、一昔前の“いい母親”? 相川七瀬&YOUの発言に思う時代の流れと“ウリ”になるキャラ 2021/11/11 21:00 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 今の時代の“いい母親、いい妻”ウリは、炎上を招くかもしれない しかし、時代は今、ジェンダーレスの方向に向かっている。相川の発言に話を戻すと、彼女は飲み会に行かない自分を「つまらない」と感じているため、「子どもたちのことを全部やって、主人がいいよって言ってくれたら行く」と話していた。ある程度年配の人、または保守的な人なら「夫を立てて“主人”と呼び、家のこともちゃんとやった上で出かけて、翌朝はまたお母さんに戻るなんて偉い」と思うだろうから、このエピソードは特定の層に向けたイメージアップにつながりそうだ。 一方で、時代の流れを鑑みると「なぜ夫を“主人”と呼ぶのか」「夫が飲みに行くことは当たり前とされているのに、どうして妻は遠慮しなくてはいけないのか」「母親が弁当を作らなくてはいけないという決まりはない。翌日のお弁当は父親に作ってもらったらどうか」と感じる人もいて、そういう人が増えている。こうなると、相川のエピソードはイメージアップにつながらず、むしろちょっとした炎上を招くかもしれない。 結婚している女性芸能人が“いい母親、いい妻”をウリにしたエピソードを披露することは、これまで当たり前だったが、価値観が多様化する今、必ずしもプラスの結果になるわけではないと思う。この状況に困る芸能人は少なくないだろうが、私は相川に提案したいキャラクターがある。 次のページ 「いいお母さん」より意外性のある、相川七瀬におすすめのキャラ 前のページ1234次のページ 楽天 神結び 関連記事 「手土産の達人」IKKOに、テレビスタッフの失礼な質問……“先入観”から生まれるマイナスイメージは、なかなか払拭できない?藤森慎吾はもう一度、田中みな実にトライするべき? おせっかいだけど「復縁」を提案したい、運命的な「相性の良さ」松居一代にとって「いい距離感の人間関係」を考える――思い込みが激しく、情が濃い一面と投資家の冷静さを生かすには?「料理が得意」な和牛・水田信二の面倒くささがあらわに? 「作ってくれた人への感謝」を訴えるほどに増すこだわりと威圧感熱愛報道のSHELLYと「マンションを売った」新恋人に抱く疑問――「離婚は失敗」じゃないが、恋愛はマイナスになる?