サイゾーウーマン芸能テレビドラマレビュー『ザ・ノン』かき揚げでケンカになるリアル 芸能 『ザ・ノンフィクション』レビュー 『ザ・ノンフィクション』かき揚げでケンカする介護のリアル「愛する人、見送る私 ~看護師僧侶と3つの家族~」 2021/11/02 18:54 石徹白未亜(ライター) 『ザ・ノンフィクション』レビュー 理学療法士など「家に来る第三者」の存在 美津江、恵美子母娘はケンカについて、このようなことを話していた。 娘「お互いに言いたいことを言ってケンカしても、それが楽しいんだね」 母「生きてるからぶつかり合いもあるし」「今が最高。本当だよ」 この言葉だけ聞くと、まるで2人の不良が河原で殴り合った後に理解し合って一件落着したような雰囲気だが、これからも介護の日々は続くのであり、問題解決とはいかない。恵美子は少し自分に言い聞かせているようにも見えた。 この母娘はどちらも「言いたいことは我慢しない」ように見え、それでケンカが絶えないように思えた。「言いたいことも言えない」よりはまだいいのかもしれないが、それでもケンカがあまりに頻繁に起こるようでは疲れてしまう。かき揚げが導火線になるほど消耗している、ということなのだろう。 この家に玉置や美津江のリハビリを行う理学療法士など、「家に来る第三者」がいてよかったと思う。 次週の『ザ・ノンフィクション』は「『おかえり』の声が聞きたくて ~歌舞伎町 真夜中の処方箋~」新宿歌舞伎町には夜8時に開店する薬局がある。客の8割は女性で、ほとんどが「夜の街」で働く人たちだ。店主の中沢宏昭と、中沢のもとを訪ねる女性たちについて。 前のページ1234 石徹白未亜(ライター) 専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。ネット依存を防ぐための啓発講演も行う。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)など。 記事一覧 X:@zPvDKtu9XhnyIvl いとしろ堂 最終更新:2021/11/02 18:54 Yahoo 死にゆく人の心に寄りそう 医療と宗教の間のケア / 玉置 妙憂 著 家族のことを考えるきっかけに 関連記事 『ザ・ノンフィクション』男親の正論と女親の意地「奇跡の夏に輝いて ~ピュアにダンス 待寺家の18年~」『ザ・ノンフィクション』若年性アルツハイマーの父親をケアする高3の息子「ボクと父ちゃんの記憶 ~家族の思い出 別れの時~」『ザ・ノンフィクション』息子べったりだった母が「もうママは面倒を見れない」と変わるまで「母と息子のやさしいごはん ~親子の大切な居場所~」『ザ・ノンフィクション』YouTubeと小説で稼ごうとする68歳、浮世離れした存在「ちょっと心配な家族がおりまして~母と私と姉夫婦の話~」『ザ・ノンフィクション』終の棲家ではないホスピス「人生の終わりの過ごし方 ~『ダメ人間マエダ』の終活~ 後編」 次の記事 伊集院、報道以前から「降板スレスレ」だった!? >