【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!!

「本当に嘆かわしい」宮内庁のあり得ない失態……眞子さま&小室圭さんに「まるで手放し」の姿勢が問題だった

2021/10/25 16:30
堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

宮内庁が何らアドバイスできていない印象

堀江 例の金銭問題の釈明文書でも、眞子さまご自身に対する謝罪はおろか、皇室の方々に対してご迷惑をおかけしたことを謝罪する一言が小室さんからはないのは、いかがなものでしょう。良識の持ち主なら一番最初に書き込むであろうコメントです。

 眞子さまの複雑性PTSD症状の公表についても、放任主義が過ぎると思われます。もうここは1日も早く小室さんと日本を出ていっていただき、嵐が収まるのを待つ以外に、宮内庁のお役人が好むような穏当な解決策はないようですが……。

 これまでの眞子さま、小室さんに共通するのは、間違えても決して謝らず、反省もせず、悔い改めないという印象の態度です。そして、それに対しても宮内庁が何らアドバイスできていない印象。これは本当に嘆かわしい。

――宮内庁も積極的に関わりたくない姿勢が見て取れますね……。

堀江 一時期までは西村泰彦宮内庁長官も、眞子さまの結婚問題に全面賛成とはいえない態度でしたよね。それが小室さんの金銭問題説明文書について「よくできている」と発言しはじめたころから、まるで手放しのようになってしまっている。


 眞子さまには一緒に旅行なさるほどに仲のよいお友達がおられたはずです。宮内庁が皇族の私生活は放任という姿勢なら、ご友人がたから、ご結婚問題についてアドバイスはなかったのでしょうか……。

 批判を鎮めたい眞子さまにとって、最大の切り札だった一時金のご辞退も、その方法が大問題でした。「巨額すぎるので、もともと辞退のご意向」だったと宮内庁から公表されていましたが、それは今後、ほかの女性皇族の人生にも影響を与えるお言葉でしょう? 本当にそういう意識がおありだったなら、皇族会議で審議を行ってもらえるよう、意思表示を早くからなさるべきだったのでは、と。

本当は怖い日本史