へー帝王なんだ

伊集院光、パワハラ騒動でもドラマ出演の“無傷”はなぜ? 「テレビマンの間でほとんど話題になってない」「影が薄い」の業界評

2021/10/19 11:30
村上春虎

「もともとは懐の深い人柄で知られている」

 では、報じられている言動は伊集院のパワハラだったのか? これについては「彼はもともとは温厚な人柄」だと擁護の意見もある。

「少し話は変わりますが、『伊集院とらじお』の火曜アシスタントは元TBSの竹内香苗アナが務めています。彼女は以前、『伊集院光の日曜日の秘密基地』でもアシスタントを務めていたことがあったのですが、『秘密キッチの穴』というコーナーで伊集院や若手芸人がトーク中に、数十秒の間、居眠りしてしまったことがあるのです。放送事故につながりかねないハプニングでしたが、伊集院は大笑いしながら『次の目標はイビキだね。イビキか寝言だね』とおいしくイジっていました。パワハラ発言が本当だとしても、もともとはこうした懐の深い人柄で知られていることだけは言っておきます」(前出・放送作家)

 パワハラ報道の影響を無傷で乗り越えたように見える伊集院。ほかのタレントであれば番組降板に見舞われるほどの事件だが、よくも悪くも、テレビにおける影の薄さと女性視聴者の無関心さが、伊集院を救ったのかもしれない。いずれにせよ、“ラジオの帝王”が手のつけられないワンマンにならぬようスタッフは臆することなく対等に関係を築いてもらいたいものだが……。
(村上春虎)

最終更新:2021/10/19 11:30
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