皇室の“歴史的”な危機を呼んだ、眞子さま数々の言動…… かつてない国民の批判と憎悪の中で人気回復のチャンスは?
――眞子さまを送り出される皇室の方々のご姿勢は?
堀江 私はむしろ感銘を受けています。当初はなんの儀式もご挨拶もなく、眞子さまは旅立たれる予定だったと聞いていますが、10月2日には、眞子さまが天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下にお別れのご挨拶をなさる予定との発表があり、その中に「皆様が眞子様のお幸せを願っていらっしゃる」という部分が含まれていました。
たとえ皇室に未曾有の危機をもたらした身内であっても、その方を批判したり、批判をほのめかすようなことはなさらず、ただその方の幸福を祈るだけ。これは余人にはなかなかできることでありません。
――しかし、それもすべて小室さんは不在なのですよね……。
堀江 まぁ……それは当然といわざるをえません。ただ、問題のある家庭の出身者が、ずっと日陰にいなければならない法はありません。お母様の金銭問題については、小室圭さんご本人のせいではないわけですから。
しかし、現在の佳代さんの態度を問題と思っていないような小室さんの振る舞いは、佳代さんだけでなく、小室圭さん自身の人間としての品格にも問題があると感じさせてしまっています。
――小室さんのような方は、やはり眞子さまにはふさわしくないという印象は消えないでしょうか?
堀江 勤務先のウェブサイトに経歴を粉飾して掲載したともいわれているようですが、それが本当であれば、見栄っ張りなところは、正直ふさわしくありません。それ以外の件では、ふさわしくないとは一概に言えない部分もあります。
皇室(王室)と一般国民の結婚は、象徴的な事例となりうるのです。たとえば、戦後しばらくして、上皇さまが、皇族・華族の出身ではなかった正田美智子さん(現・上皇后さま)とご結婚なさったことは、ある意味ではスキャンダルでしたが、戦後の新しい皇室像をアピールするには最高だったと思います。
近年の話ですが、恵まれない境遇にいた方とノルウェー王室の王太子が結婚、王室メンバーも彼女を迎え入れました。王室の度量の深さが世に示され、その人気が爆上げされたこともあったのですよ。