サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフ元女囚が「大麻を勧められても断って」と言う理由 コラム 知られざる女子刑務所ライフ127 大麻の摘発件数が過去最高に! 12年服役した元女囚が「誰かに勧められても断って」と言う理由 2021/10/03 16:00 中野瑠美改め瑠壬(作家) 知られざる女子刑務所ライフ 軽い気持ちで手を出しても、困るのは自分 逆に、覚醒剤がらみの摘発者は減ってるんですが、報道は控えめですね。やっぱり「増えてる」ほうがニュースっぽいからでしょうかね。コロナ禍で家で過ごす人が増えて覚醒剤の使用も増えるかと思ったら、そうでもなかったです。これは、コロナで風俗とか夜の仕事が減って、覚醒剤を買うお金がないかららしいです。みんな悪いのはコロナなんですよ。 これも前に書いてますが、瑠美が大麻にハマらなかったのは、覚醒剤のほうがよかったからです。大麻を吸うと気持ちがフワフワして音楽も気持ちよく聴こえるとかありますが、多幸感は覚醒剤のほうが断然「上」をいってると思いました。あと、バイ(密売)でもうかったのもありますね。 もちろん今はやってませんし、目の前に注射器を出されても何も思いませんが、瑠美がちょっとでも変なことを言うたら「まだ(クスリを)やってんちゃうか」と言われるのはわかっています。それだけ失った信頼を取り戻すのは難しいです。瑠美もそうでしたが、最初は軽い気持ちで手を出しても、困るのは自分自身です。誰かに勧められても断れる人になってください。 今日はちょっと宣伝もあります。YouTubeの「街録ch」でインタビューを受けました。家族についても深くお話ししたので、見てみてくださいね。 前のページ12 中野瑠美改め瑠壬(作家) 1972年大阪・堺市生まれ。覚せい剤取締法違反で4回逮捕され、合計12年の懲役を経験。出所後は、刑事収容施設への差し入れ代行業や収容者と家族の相談窓口などを行う。現在は堺市内で「Night Space祭」を経営。著書『女子刑務所ライフ』(イースト・プレス)がある。 記事一覧 Instagram:@rumichibi1209 瑠壬公式YouTube 最終更新:2021/10/03 16:00 楽天 Yahoo セブンネット 女子刑務所ライフ! YouTubeのインタビューは必見! 関連記事 槇原敬之、“執行猶予中の復帰”は早すぎ!? 元女囚が「働くのはアリ」と断言するワケムショ帰りを受け入れる人は少ない――元女囚が考える「元受刑者」と向き合う難しさ刑務官が受刑者に「ゴジラのものまね」強要! 元女囚が考える「刑務所のイジメ」問題ムショは、「罪を反省しに行く場」ではない! 元女囚が考える「長期刑」の長期化今のムショは老人ばっかり! 90歳の“上級国民”おじいさんに、高齢受刑者をお世話した元女囚が物申す 次の記事 PTA役員推薦って嫌がらせでは? >