サイゾーウーマンコラム2世信者は説教されがち!? コラム となりの脱会くん カルト宗教の2世信者は、説教されがち!? 「うるせーーー!」と叫びたくなった、“親への感謝忘れるな”おじさん 2021/08/25 18:30 DJ2世 a.k.a 脱会くん(ライター) コラムとなりの脱会くん 「『カルト』と呼ばれる新興宗教の信者である両親の元に生まれた私は、子どもの頃からずっと(うさんくせぇ……)と思ってきた」――「脱会くん」ことライター・DJ2世がつづる、みんなに知ってもらいたい、2世信者だった私の日常と本音。 前回の「2世信者あるある(前編)」を読み、後編が更新されることを祈ってくれていた皆様、私は復活しました。「DJ2世 a.k.a 脱会くん」です。 前回は学生時代に起こりうるあるあるを3つ挙げたが、今回は社会人になってから起こりがちな2世信者あるあるをお伝えする。 【2世信者あるある その4】気づけば説教されている 大人になると、世の中には2世問題以外にも、自分の生まれた環境で悩む人がたくさんいるということがわかり、次第に自分の生い立ちについても理解が進んでくるもの。そのうち自分の家庭環境についてカジュアルな場で人に話すというシチュエーションが2世信者にはやってくる。しかし、その場にいるおじさま方に、気づけばマウントを取られているというあるある。 オレはなぜ説教されているんだ。いつの間に……(C)DJ2世 a.k.a 脱会くん 「えー別にいい親じゃん」「それでもさ、色々あったかもしれないけど親への感謝を忘れちゃいけないよ」「いやいやそんなんオレなんて(おじさんのエピソードに切り替わる)」……など、気づけば説教を受けていることが、今まで何度あったことか。 うるせーーーー、こちとら何万回家族との関係で悩んだと思ってるんだ。よくそんなことデリカシーなく言えるなと叫びたくなる。妙なストレス。もちろんその助言は、一般論として至極真っ当なのだが、あまりにも言われることが多すぎて少々うんざりしてしまう。自分の中でいくら劣等感を克服しても、結局はおじさま方の説教の対象なのである。 2世はマウント取られがち。逆にいえば、マウントを取ってこない人たちは、心を許してもいい人なのかなと思ったりもする。こうした星の数のような説教を乗り越えて、2世は一般社会での生きのび方を学んでいくのだ。 次のページ 【2世信者あるある その5】久しぶりに会った友達が、ガチ信者になってる 123次のページ 楽天 あるある黙示録 関連記事 スピリチュアル界で流行「再生するだけ」動画を体験! 小林麻耶の夫・國光吟氏の“生まれ持った力”を試してみた『ザ・ノンフィクション』にも登場、“子宮系女子”の教祖様が始めた「新・スピリチュアル商法」の危険度女性に焼き印を入れ、指導者とのセックスを強要ーーセックスカルト集団はハリウッドに侵食していた「宗教自体が悪いとは言い切れない」母親に信仰を強制された“二世信者”の苦悩カルト村出身者が語る、清水富美加「出家騒動」と宗教に対する社会の偏見