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7月期ドラマ、最注目作は中島健人『彼女はキレイだった』!? 初回7.6%と振るわずも、業界内から期待の声が上がるワケ

2021/07/10 12:00
サイゾーウーマン編集部
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『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)公式サイトより

 各局7月期の連続ドラマが徐々に放送を開始している。芸能記者によると、業界関係者の間で最も期待値が高いのは、7月6日に第1話が放送された、フジテレビ系の「火9」枠『彼女はキレイだった』だという。

「Sexy Zone・中島健人と小芝風花がダブル主演を務める同作は、2015年に放送された大ヒット韓国ドラマのリメーク版。太っちょ少年時代を経てイケメンエリートに成長した長谷部宗介(中島)と、優等生美少女から冴えない無職のアラサーになった佐藤愛(小芝)の“すれ違う初恋”の行方を描く胸キュンラブストーリーです」(芸能記者)

 初回の世帯平均視聴率は7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、決して好発進とは言えない数字だが……。

「同作は、世帯視聴率よりもコア視聴率(13~49歳の視聴データ)を意識して作られており、女性ファンの多い中島と、若手演技派女優として注目されている小芝のキャスティングもうまくハマっている。長谷部のライバル役・樋口拓也を演じる赤楚衛二は、昨年10月期放送の主演ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京)で多くの女性ファンを獲得していますし、完全に“若者ウケ”を狙った作品といえるでしょう。まさに“2021年らしさのある連ドラ”という感じです」(同)

 『彼女はキレイだった』だけでなく、近年、コア視聴率を狙った連ドラが増えつつあるという。


「当初は日本テレビだけが“コア視聴率優先”のドラマ制作に取り組んでいましたが、今や日本テレビ以外の局にも同様のドラマ枠ができています。たとえば、フジテレビ系『木曜劇場』枠は、かつて“大人向け”をテーマにしていましたが、ここ数年は若年層をターゲットにした作品が多くなっています」(テレビプロデューサー)

 一方、TBSの「火曜ドラマ」枠で今月13日にスタートする『プロミス・シンデレラ』も、業界内の注目度が高いようだ。

「同作は、今年5月時点でコミックの累計発行部数が200万部を突破した、漫画家・橘オレコ氏による同題マンガ(小学館)原作の、“年の差ラブストーリー”です。主人公・桂木早梅を二階堂ふみが演じ、早梅に興味を抱く高校生・片岡壱成役に眞栄田郷敦、壱成の兄・成吾役には岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE/EXILE)が起用されるなど、とにかく『キャスティングが豪華!』と業界内でも話題。特に二階堂は、昨年のNHK連続テレビ小説『エール』でヒロインを演じ、同年末の『紅白歌合戦』で紅組司会まで務めた実力派女優。今後は『やりたい仕事しかやらないだろう』と思われていただけに、ここにきて、ほとんど出演してこなかったラブコメ作で主演するという点に驚きの声が上がっています」(同)

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