コラム
【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!!

皇室から「手切れ金」が支払われた可能性? 婚約発表で“元カレ”が「結婚させてくれ」と申し入れ、プリンセスに大問題勃発!

2021/07/24 17:00
堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

 ただ84年以降、ギャル氏の影は三笠宮家の周辺から完全に消えたらしく、週刊誌にもその名が上がるようなことはなくなったようです。そもそも、百合子妃がギャル氏にお会いになったなどのウラがないため、すべてが推測ともいえますが、母宮の勇気が愛娘を守った……なんて“ストーリー”も想像してしまいますね(笑)。

――ギャル氏のその後は?

堀江 フランス語で「ギャル」という読み方の姓名をいくつか検索してみたのですが、フィリップ・ギャルという画家の情報は、ネット上では見つけられませんでした。また、現在、銀座に「都留満喜」という画廊はどうやら閉廊したらしく、そこから情報をたどることも不可能でしたね。

――誰にでも恋愛関係のトラブルって起きうるものですが、それが皇女という特別な身分ゆえに生じていたとすると、なんだか理不尽だな、と思ってしまいました。

堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

1977年、大阪府生まれ。作家・歴史エッセイスト。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。日本・世界を問わず歴史のおもしろさを拾い上げる作風で幅広いファン層をもつ。著書に『偉人の年収』(イースト・プレス)、『眠れなくなるほど怖い世界史』(三笠書房)など。最新刊は『日本史 不適切にもほどがある話』(三笠書房)。

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最終更新:2021/08/04 10:25
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