「小室圭さんバッシング」のために“妄想”ニュースを作り上げる、「女性セブン」と「週刊女性」
しかし、こうした妄想記事は「セブン」だけではなかった。「週刊女性」では、小室さんが東京五輪開催の前後に帰国するのでは、との情報をもとに、バッシングを展開しているが、そもそもの“帰国情報”からして怪しい。「週女」が示す五輪中、もしくはその前後の帰国の根拠はこうだ。
いわく、2人が30歳になる10月の結婚を目指すなら、その3カ月前に納采の儀を行う可能性が高い。いわく、小室さんの帰国の混乱を避けるため五輪のどさくさを利用、いわく、物価の高いNYの滞在費の困窮――。たしかに小室さんは、いつかは日本に帰国するだろうが、その時期が五輪の前後というのは、確たる証拠もなく単なる臆測。実際、小室さんの弁護人も5月中旬の時点で「帰国の予定はない」と明言している。
しかし記事では、これまた五輪開催前後の“どさくさ帰国”が既定事実のように語られ、それをもって、天皇陛下への無礼にあたる! と声を荒げたという宮内庁関係者のこんな激烈なコメントを紹介し、小室さんをバッシングするのである。
「あえて五輪開催の直前に帰国して、陛下による開会宣言などのニュースがかき消されるようなことになったとしたら、遺憾な事態だといえます。開催期間中も小室さんの報道が過熱してしまうと五輪のニュースが減り、結果的に“五輪ムードに水を差す“形となれば、名誉総裁を務めていらっしゃる陛下に対して、大変な無礼にあたるからです」
天皇陛下まで持ち出した「週女」。だから五輪開催前後に帰国するなんて小室さんは公表していないし、記事の中でも推測だけで明確な事実、根拠はない。でも、その臆測で陛下に無礼だ! と叫び、小室批判を展開するのだから逆に恐れ入る。無礼なのはむしろ「週女」のほうでは?
小室さんを批判できれば、妄想だろうが、なんでもあり! ということが改めて確認できた2本の記事だった。