コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」
木村拓哉&工藤静香一家は「いい家族」になりきれていない!? Koki,と比較して見えた、Cocomiの「要領の悪さ」
2021/05/14 12:30
先日インスタグラムに投稿された母の日のメッセージも同様で、Koki,がピンクのカーネーションの写真に「Happy mother’s day!!」と添えた一方、Cocomiは「母とはいつも喧嘩してばかり、思ってもいないことを言ってしまったりして。いつも私のためにしてくれる全てに感謝したいです」と語っていた。感謝しているのなら「いつも喧嘩ばかり」はいらないのではないか。長女にありがちな生真面目さというか、要領の悪さというか、「なんでもバカ正直に言ってしまう」ところがCocomiなのかもしれない。
このように、Cocomiのせいで「いい家族」になりきれない木村一家は、芸能界でのビジネスチャンスを逃してしまうように思う。しかし、別の見方をすれば、これもまたアリなのかもしれない。
これまでの価値観で言うのなら、Cocomiの「ちょっと一言多い感じ」もしくは「要領の悪い感じ」は、世間で「いらない」とされてきたのではないだろうか。というのも、大衆が芸能人に求めるものは「憧れ」だったからだ。しかし、それよりも「共感」のほうが求められる今、Cocomiのこういう気質は、木村家の好感度を上げるためにも案外プラスに働くように思う。ちょっと不器用な立ち回りのCocmiに全国の長女が「わかる!」と共感を寄せる日は、そう遠くない気がする。
最終更新:2021/05/20 13:39