コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第551回】
小室圭さんへのバッシングに奔走し、元婚約者の証言を一方的に信じる女性週刊誌の矛盾
2021/05/11 21:00
ジャニーズ事務所の長男・近藤真彦の退所は大きな波紋を呼んだ。何しろ“長男”“跡取り”と称された男だ。低迷期にあった70年代のジャニーズ事務所を立ち直らせ、ジャニーさん、メリーさんの寵愛を受けた男だ。そんな元大人気アイドルがジャニーズを去った。不倫が原因で。
きっとマスコミも不倫に触れることなく、その功績を讃える報道に始終するにちがいない。しかも今、情報・バラエティ番組には後輩ジャニーズがウジャウジャ出演している。美談、感謝の嵐! だが、そんな予定調和を破ったのがこれまたジャニーズを背負って立つと言われる一人、東山紀之だった。先輩のマッチに対し「薄っぺらい」だもん。
この発言には驚愕したが、この発言は、逆に近藤の存在感を増させる効果があったのかも。たとえば「女性セブン」。実は2人はデビュー前から強い絆で結ばれていた、しかも近藤のジャニーズに対する功績は大きいなどと、近藤のこれまでの軌跡を紹介、今回のことも自由奔放な近藤に対する、東山の最後のエールだとしている。
確かに、東山の発言によって、近藤の退所がかなり大きな話題になったことは否めないだろう。もし東山発言がければ、単に“おつかれさん”“終わった人”といった薄〜い扱いだったかもしれないから。実際、退所にあたり近藤を引き止める空気は事務所になかったらしいしね。でも、東山の発言で、近藤はその存在感を世に示すことができた。話題になった。