[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター

「誰にも見られたくない」汚家(おうち)、劇的ビフォー・アフター【1】――0歳7歳の育児と仕事で家が片付かない!

2021/05/03 19:30
伊藤まき(収納ライター)

[悩み2]クローゼット:憧れの「ファミクロ」が、機能していない

[1階ファミクロ]換気の悪い部屋(S)でカビが出やすい

「日当たりの悪い部屋を活用するため、1階にファミリークローゼットを作りました。理想とは違って、うまく機能せず散らかり放題です。しかもカビがすごくて……」とKさん。結局、1階に降りるのが面倒で、よく着る服は2階に置きっぱなしだそう。この部屋を片付けるべきかどうかわからないまま放置しているそう。

<伊藤まきの答え>
3階建ての家に「ファミクロ」を設けるのは難しいので「部屋の目的」を変更します。玄関に近い1階の部屋は、買ったモノをそのまま置ける「生活クローゼット」に変更すると便利です。

[悩み3]プレイルーム:来客を招きたい

[1階プレイルーム]長女さんのおもちゃが7年分ありました

「深い付き合いのないお客様が来たときに、ここでお迎えできればと思って作った部屋です。ところが、物置き小屋になってしまいました」とKさん。よく観察すると、娘さんの年齢より低いおもちゃもあります。第二子誕生の今まで、7年分のおもちゃが眠っていました。

<伊藤まきの答え>
娘さんも、小学校2年生になりますから「自分で要不要」の判断ができます。自分の部屋ができれば、片付けや支度の意欲が増すかも。一緒に片付けて、必要なモノだけに絞り1カ所にまとめましょう。

[悩み4]リビング:0歳のハイハイが始まる前に、安全な家にしたい

[2階リビング]スティホームで、モノが一気に増えました

「床の小物は、育児グッズと娘の遊び道具です。片付けてもすぐ散らかるので諦めてしまいました」とKさん。お話を聞いたところ、妊娠中はつわりがひどく仕事も多忙で何の準備もできなかったそう。出産後に一息する時間が持てると思いきや、赤ちゃんに付きっきりで1日が終わるとか。


<伊藤まきの答え>
育児中の散らかりは「あって当然」で考えて、「元に戻しやすい仕組み」に改善します。コロナ禍で増えた、衛生品や食材の貯蓄は「出し入れしやすい収納」に変えましょう。

あなたの部屋が汚いのは、才能がありすぎるから