【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

人気串カツチェーン3店、“テイクアウトNo.1”をプロが発表! 串カツ田中は「糖質40%オフの衣」が高評価【でんがな、あらた】

2021/04/30 21:00
川村郁子(管理栄養士)
Wikipediaより

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

串カツ田中・串カツでんがな・串カツあらた、“テイクアウトNo.1”はココ!

 コロナ禍の影響を受けて、昨年から串カツチェーンがテイクアウトに力を入れています。“テイクアウト専用コーナー”を設置する店舗もあるほどで、「自宅でも揚げたての串カツを食べたい!」という人が増えている様子。そこで今回は、人気串カツチェーン「串カツ田中」「串カツでんがな」「串カツあらた」のテイクアウトメニューを管理栄養士の川村先生に紹介してもらい、栄養価の面から“おすすめNo.1”の店舗を発表してもらいました!

――さまざまな具材を手軽に食べられる串カツには、栄養面でどんな特徴がありますか?

川村郁子先生(以下、川村) 串カツのいいところは、まさに多様な具材からいろいろな栄養素を摂取できるところ。肉や卵、魚介類などの具材からはタンパク質や亜鉛などを摂ることができますし、レンコンやアスパラなどの野菜類からは、食物繊維やβカロテンなどを摂取できます。βカロテンは脂溶性ですので、油と一緒に摂ることで、吸収率がアップするメリットも。

 一方で気になるのは、やはり脂質や糖質の摂りすぎによるカロリーオーバーです。しかしこれは頻度の問題で、たまに食べる程度であれば、気にせずに楽しんで食べていいと思います。サイドメニューを上手に取り入れれば、カツの食べすぎも防げるでしょう。


――ではまず、「串カツ田中」のおすすめメニューを教えてください。

川村 串カツ田中は、糖質40%オフの衣にリニューアルされたそうですね。健康は気になるけれど串カツを楽しみたい方に、とても喜ばれそう。基本的には、好きな具材を選んでいいと思いますが、例えばタンパク質を補いたい場合には、エビ(236円、テイクアウト料金・税込/以下同)、ホタテ(236円)など、高タンパク質低カロリーの具材を注文してみましょう。

 肉の中では、豚ヒレ肉(167円)もおすすめ。豚肉の部位の中では低カロリーですので、脂肪をできるだけカットしたい方にはいいメニューだと思います。また、食物繊維を補いたい場合には、レンコン(98円)、しいたけ(147円)、アスパラ(324円)などの野菜やきのこ類もいいですね。

串かつやよしこさん