サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「婦人公論」に戦時下の匂い カルチャー [女性誌レビュー]「婦人公論」2020年4月27日号 まるで戦時中の「ぜいたくは敵だ!」! 「婦人公論」90歳絵本作家のインタビューを疑うべき理由 2021/04/26 22:52 島本有紀子(ライター) 女性誌レビュー婦人公論 5人暮らしの光熱費&水道代が月8,000円のワケ 戦時中とまでいかなくても、昭和にまで遡った生活様式を送る人物を紹介するインタビューもありました。それが、省エネ生活研究家で著書『昭和がお手本 衣食住』(けやき出版)などで知られるアズマカナコさんのインタビュー「冷蔵庫・洗濯機ナシ。家族5人のエコ生活」。 夫婦、子ども3人の5人で東京郊外の築80年の家に暮らすアズマさん一家の電気・ガス・水道代は、合わせて月7,000〜8,000円と激安。その理由は、大学で環境問題を学んだことをきっかけに、できるだけ家電に頼らない生活を心がけ始め、現在は冷蔵庫、洗濯機、エアコン、ストーブ、掃除機を持っていないからだそう。 今、楽しんでいるのは「自家製の化粧品を作ること」で、卵殻膜やドクダミなどを焼酎につけた「化粧水原液」や、飼育しているミツバチの巣から蜜蝋をとって作る「保湿クリーム」などの写真も掲載されています。肌の基礎力が強くなりそうですね。 アズマさんは「節約や貯金が目的だと誤解されることがありますが、そうではない」とのこと。「ぜいたくは敵だ!」精神からではなく、環境問題や手作りといった自分の興味に焦点を当てた暮らしであれば、楽しいのかもしれない……と納得させられました。 「婦人公論」が定期的に紹介する「ていねいな暮らし」系のトピック。今後もコロナ禍でどう進化していくのか見届けたいと思います。 前のページ123 島本有紀子(ライター) 女性ファッション誌ウォッチャー。ファッションページから読み物ページまでチェックし、その女性誌の特性や読者像を想像するのが趣味。サイゾーウーマンでは、「ar」(主婦と生活社)と「Domani」(小学館)レビューを担当していた。 記事一覧 最終更新:2021/04/26 22:52 セブンネット 婦人公論 (定期購読) 国にとって「聞き分けのいい子」になるのは危険よ 関連記事 泰葉の母・海老名香葉子、「娘より嫁」「お尻の始末も」! 「婦人公論」インタビューに察した、お嫁さんの大変な苦労御年70歳の由美かおる、全身タイツ姿に圧倒! 「婦人公論」インタビューに見る“西野”への崇拝貴乃花と離婚した河野景子、『花束みたいな恋をした』のように新恋人を語る「婦人公論」インタビューに思うこと小室圭さんは「詐欺のように思えてならない」!? 「婦人公論」読者、眞子さまご結婚への持論が辛口すぎるいとうまい子、遺伝子の研究者になっていた! 東大に通う日々語るも……「更年期障害」と結びつける「婦人公論」の論法 次の記事 NEWS福井公演で地元民から厳しい声 >