サイゾーウーマンコラムオンナ万引きGメン日誌ソープ嬢の万引き犯、バッグから○○ コラム オンナ万引きGメン日誌 ソープ嬢の万引き犯、ボストンバッグから出てきた大量の○○……女性警察官も同情した身の上とは? 2021/04/24 16:00 澄江(保安員) オンナ万引きGメン日誌 「たくさんお金をとられて……」彼女はなぜ万引きに走ったのか? 事情を説明すると、すぐに無線で女性警察官を呼び出し、その到着を待って事務所に向かいます。女性警察官による入念な所持品検査の結果、女のボストンバッグからは私が現認した商品のほか、大量の錠剤が出てきました。女が盗んだ財布を手にした男性警察官が、それを見ながら女に尋ねます。 「この財布、男モノみたいだけど、どうするつもりだったの?」 「付き合っていた男にだまされて……。たくさんお金をとられて捨てられたんです。お店にも借金ができちゃったから、夜の仕事で頑張って払っているんですけど、コロナで暇になっちゃったから全然足りなくて」 「売るつもりだったってこと?」 「はい、すみません。彼と会うには、お店に行くしかなくて、お金が必要だったんです」 その後、耳に入った警察官と女の会話を整理すると、女はソープランドで働く風俗嬢。付き合っていたという男はホストクラブで働く男のようで、多額の金を貢がされた上に捨てられてしまい、いまは客としてしか会ってもらえないということでした。 「この薬は、なに?」 「……安定剤と眠剤です」 「なんで、こんなにたくさん持ち歩いているの?」 「いまの仕事を始めてから拒食症になっちゃって、夜も眠れないんです。お金もないし、どこかで死ねたら、それを飲もうと思って」 なにかの麻薬ではないかと勘繰った警察官たちでしたが、錠剤のパッケージに製品名が記されており、それをスマホで検索することで疑いは晴れました。女の話に嘘がないことで同情したのか、女性警察官が慰めるように背中を擦ると、心ここにあらずといった様子で空を見つめていた女の目から涙があふれ出ます。ティッシュを差し出して涙を拭わせると、ずれた袖口から、複数の切り傷がつけられた手首が見えました。 (文=澄江、監修=伊東ゆう) 前のページ123 澄江(保安員) 万引きGメン(保安員)歴40年以上。スーパーで品出しのパートをしている時に、万引き犯を捕まえたことがきっかけで、この世界に。現在も週5日は現場に立っている。 記事一覧 最終更新:2021/04/25 01:27 Yahoo 〔予約〕万引き / 伊東ゆう ホストってのは惜しみなく奪うのよ 関連記事 女子高生2人組の正体は「万引き商人」! ホストクラブで遊ぶカネ欲しさに……何食わぬ顔で盗みまくる!!万引きGメンへの報復はおそろしい! 不良グループ捕まえた2日後……店長が「大変なことが起こってさ」と漏らしたワケドラッグストアで「窃盗団の大量万引き」増加中! 万引きGメン連れ去り事件も発生、死と隣り合わせの現場有名弁当店「キッチンDIVE」万引き事件をベテランGメンが考察! 同じ服装で犯行を繰り返すのは「よくあること」ママ友の「幼稚園お別れ会」積立金を着服! お菓子やジュース1万円分をカゴ抜けした“万引き母さん” 次の記事 『おちょやん』ドラマより外道だった夫 >