メーガン妃はお留守番

不仲だったウィリアム王子とヘンリー王子が雪解け!? フィリップ殿下葬儀でのキャサリン妃の心遣い

2021/04/19 17:22
堀川樹里(ライター)
兄弟不仲説の真相は?(Getty Imagesより)

 現地時間4月17日、ウィンザー城内にある聖ジョージ礼拝堂内で執り行われた故エディンバラ公爵フィリップ殿下の葬儀。葬列や式では離れていたウィリアム王子とヘンリー王子だが、葬儀後、自然と会話を交わしながら歩く姿が中継され、ネット上で「殿下が最も望まれていたことがかなった」などと感動する声が続出。2人だけで会話するチャンスを作ったキャサリン妃のさりげない心遣いを称賛する声も上がっている。

 今月9日に99歳で亡くなったフィリップ殿下。

 先月放送されたオプラ・ウィンフリーによるインタビューで、メーガン妃と息子のために「人種差別的」かつ「不健全で有害な環境」の英王室から離脱したと告白したヘンリー王子は、祖父の葬儀に参列するため急きょ帰国。英国の新型コロナウイルス感染対策では、海外からの入国者に対し10日間の自主隔離が求められるが、隔離期間中でも特例で冠婚葬祭だけには出席が許されるため、険悪になっているウィリアム王子との仲を修復できるチャンスだと、世界中の注目が集まった。

 礼拝堂に向かうひつぎの後方を歩く際、ウィリアム王子とヘンリー王子が肩を並べるのではないかと期待が高まったが、葬儀の直前、英王室は「ウィリアム王子とヘンリー王子の間に、2人のいとこであるアン王女の長男ピーター・フィリップスが入り、3人並んで歩くことになる」と発表。礼拝堂の前で2列になって歩く際には、ウィリアム王子とピーター、その後方にヘンリー王子が続き、殿下が主役の葬儀で、兄弟が奇異の目にさらされるのは避けたいという王室の配慮が感じられた。

 1年1カ月ぶりに公の場で一緒に姿を見せた王子たちは、硬い表情で前を向き行進。参列者全員にマスク着用が義務付けられ、世帯ごとに離れて座った礼拝堂の中で、ウィリアム王子・キャサリン妃とヘンリー王子は向かい合った位置にいたが、目線を合わせることはなかった。


 葬儀終了後、参列者たちは式を執り行ったカンタベリー大主教に見送られ礼拝堂を後にしたが、この時、キャサリン妃がヘンリー王子を見て言葉を交わし、そこに大主教と話をしていたウィリアム王子が加わった。歩き始めた時にも、キャサリンはヘンリー王子の顔を見て話しかけ、前方を歩いていたウィリアム王子が2人と足並みをそろえたため、久しぶりのスリーショットとなった。ヘンリー王子が独身時代、3人で仲良く公務をこなしていた頃を思い出させるような場面だった。

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