芸能史上に残る“恐怖と謎に満ちた”事件から5年、不死鳥のような有吉弘行と夏目三久の電撃結婚
夏目への寵愛が知られた田邊氏だが、この報道に対する怒りはすざまじく、有吉との交際自体も猛反対したといわれる。そのため、“夏目は田邊の愛人”とのうわさまで飛び交ったほど。こうしてマスコミは沈黙し、その後、日刊スポーツも「事実と異なるところがあった」と記事を撤回、謝罪したが、しかし、それを鵜呑みにする芸能関係者は皆無だった。
実際、日刊以外にも2人の交際を追いかけていたマスコミが複数あり、さらに数々の証言や状況証拠などから2人の交際は決定的と見られていたからだ。しかし、それは芸能界の魑魅魍魎。その後、有吉と夏目の交際、妊娠など“すべてがなかった”ことになってしまっていた。大手事務所タブーの前で、芸能史上でも稀に見る“恐怖と謎に満ちた”事件となっていたのだが、あれから5年、不死鳥のように2人の交際が実った――。しかも、すっぱ抜いたのは日刊スポーツ(とはいえ夏目の名前は出していないが)。
その背景には田邊氏の老いや、芸能界の派閥、力学の変遷などが指摘されるが、しかしこうした魑魅魍魎をかいくぐり、結婚までこじつけた2人にはエールしかない。
そして2人の結婚を報じた女性週刊誌はというと――。
「週刊女性」は独身貴族の有吉が結婚を意識したのが先輩芸人のデンジャラス・安田和博だったこと、そして「女性自身」では有吉は相手に合わせる“美学”を持ち合わせていることを紹介している。なんだ、それ。っていうか、あまりに内容がない!
これだけの大物カップルの結婚に、これだけ紆余曲折あった2人なのに、こんなネタしかなかったの!? だが4月2日(金曜)に結婚が発表され、雑誌発売は6日(火曜)。あまりに時間がなかったのだろう。無理やりこのネタを突っ込めただけよかったのか。来週はもっと掘り下げた有吉・夏目ネタを期待したい。