芸能史上に残る“恐怖と謎に満ちた”事件から5年、不死鳥のような有吉弘行と夏目三久の電撃結婚
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
田中邦衛と橋田壽賀子という芸能界の大御所が相次いで逝った。特に橋田は今年2月まで「週刊女性」で連載コラムを続けるなど最後まで堂々の現役を通したといえる。でも、この連載で橋田は自分の死を公表しないで、などという遺志を表明していたが、しかし――。泉ピン子も長文のコメントで“看取ったアピール”も。まあ、そんなもんでしょ。
第547回(4/4〜4/6発売号より)
1位「有吉弘行 『俺が相手にすべて合わせる』10年貫いた『秘愛美学』」(「女性自身」4月20日号)
同「有吉弘行 フリーアナウンサーの夏目三久と電撃結婚を発表 独身貴族を変えた“危ない”先輩」(「週刊女性」4月20日号)
2位「決着スクープ 小泉今日子 不倫愛の終わらせ方」(「女性セブン」4月15日号)
3位「山下智久 守り続ける”25年の掟“と『海外事務所と訣別』のウソ」(「週刊女性」4月20号)
こんな意外で素晴らしい決着があろうとは。4月2日、有吉弘行と夏目三久の結婚が発表された。前日のエイプリールフールに入籍したのだと。おおーっ!! そうきましたか。そして2人の結婚に関し、マスコミは“電撃結婚”を強調し、また芸能人仲間やワイドショーコメンテーターたちはこぞって「知らなかった」「びっくりした」と2人の結婚があまりに突然のことだと驚いてみせた。
よく言うよ、である。確かに“あの騒動”から5年、2人の関係が続いていたという驚きはある。しかし、5年前の“あの騒動”をワイドショーをはじめとする御用マスコミは深く触れようとしない。芸能界のドンを怒らせ、不可解なまま時が流れたあの一件を。なので、ちょっとおさらいしたい。
ことの発端は2016年夏、夏目が有吉との子どもを妊娠していると、日刊スポーツが一面で大々的に打ったことだった。しかし、その後はなぜか他マスコミの後追いもなく、ワイドショーもこれを完全無視するという異常事態に。その理由は、夏目の所属事務所、田辺エージェンシーが日刊の報道を“事実無根”として、マスコミに“絶対に報道するな”と圧力をかけたからだった。
田辺エージェンシーはご存じ、芸能界の重鎮でありドンの一人でもある田邊昭知氏率いる実力芸能事務所。そんな事務所に御用マスコミが逆らえるはずはなかっただろう。そして夏目の妊娠どころか、有吉との交際までも“なかった”かのようになっていったのだ。