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子どもに「ダミ声」と笑われショック! 花粉症の42歳女性、“喉の不調”を改善した方法

2021/04/06 13:30
清水みゆき(漢方薬・生薬認定薬剤師)
子どもに「ダミ声」と笑われショック! 花粉症の42歳女性、喉の不調を改善した方法の画像1
写真ACより

「花粉症のシーズンになると、咳が出たり声がかすれたりする」「鼻水が出るだけでなく、喉もイガイガして痛い」

 花粉が飛び始める時期になると、喉の調子が悪くなるとお悩みではありませんか? 花粉症は鼻水や目のかゆみだけでなく、喉にアレルギー反応が起きて、こうした症状が出ることもあるんです。仕事や日常生活にも不都合を生じさせる「花粉症による喉の不調」、どうにかしたいですよね。

 そこで今回は、あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師の清水みゆき先生に、花粉による喉の不調の原因と、改善方法について教えてもらいました。

1.風邪かと思ったら花粉症!? 子どもに言われた一言にもショック!

 今回ご紹介するのは、花粉症の時期になると喉の痛みが続くと悩むユリさん(仮名)42歳のエピソードです。ユリさんは、毎年花粉の飛散がピークを迎える頃になると、喉がイガイガして調子が悪くなるそう。ひどい時は、咳が止まらなくなることもあるといいます。

「毎年花粉症シーズンになると、なぜか急に喉がいがらっぽくなるんです。めったに風邪をひかず、健康には自信があるのですが、春先だけは『季節の変わり目で調子が悪くなるのかな?』と、ずっと疑問に思っていました。先日、朝から喉の痛みがひどくてつらかったので、風邪かと思って念のため内科を受診したところ、医師から『これは花粉症ですね』と診断されたんです。鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった花粉症特有の症状は特になかったので『まさか、私が花粉症!?』と、心底驚きました」


 その時処方された薬を飲んでみたものの、喉の違和感はあまり改善しなかったというユリさん。花粉症の時期が過ぎればそのうちよくなるだろうと、我慢していたそうです。そんなある日、ユリさんはお子さんからグサリと突き刺さる一言を言われたといいます。

「急に気温が下がって冷える春先は、喉の調子も悪くなりやすいみたいで……。小学校が休みのある日、朝から喉がイガイガして痛かったんですが、ゲームばかりしている息子を大声で叱ったんです。すると、自分でも聞いたことのないガラガラ声が出てしまい、息子に『いつからそんな“ダミ声”になったの?』と大笑いされてしまい……なんだか、すごくショックだったんです。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、在宅勤務でのオンライン会議が増えたのですが、喉の調子が悪い日に『発言が聞き取りにくい』と注意されたばかりだったので、余計に息子の言葉にダメージを受けてしまったのかもしれません。どうにかして、花粉症による喉の違和感や、痛みを改善できないでしょうか?」

 毎年やってくる花粉症シーズン、できることなら毎日の生活や仕事に支障をきたすことなく、ストレスフリーで過ごしていきたいですよね。それではここから、花粉症による喉の不調を改善する方法についてご紹介していきます。

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