サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」Kōki,に今必要なこと コラム 仁科友里「女のための有名人深読み週報」 Kōki,、ヴァレンティノCM炎上をスルー……木村拓哉と工藤静香の娘に必要なのは「自分の言葉」で語ること? 2021/04/01 21:00 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 この投稿をInstagramで見る Kōki,(@koki)がシェアした投稿 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の有名人> 「お庭の桜がもう散り始めました」Kōki, (インスタグラム、3月31日) 芸能界は今、変わり目を迎えているのではないか。 「寄らば大樹の陰」という諺のように、かつては「大きな事務所に所属している芸能人は安泰」という雰囲気があった。現在の基準でいえば「コンプライアンス違反」的な行動を取っても、業界に影響力のある事務所に所属していれば、お咎めなしのなあなあで終わってしまうこともあったように思う。スキャンダルを追いかけるはずの週刊誌もなぜか沈黙したり、報じるにしても、ごく表面をなぞるだけということもあった。 しかし、今の時代、そう簡単にいかないだろう。コンプライアンスが強化され、テレビ局は問題を起こした芸能人を敬遠するようになっている。 一般人とて油断はならない存在になった。ほとんどの人がスマホを持っているから、芸能人の“秘密”に遭遇した場合、録音や録画して証拠を確保することが可能だ。ひと昔前は、一般人が週刊誌にタレこんでも無視される可能性もあったが、今はSNSがあるので、シロウトでも情報をバズらせることができる。 それに、かつて何かしでかした芸能人に突撃するのは、芸能マスコミという限られた職種の人の仕事だったし、一般の視聴者が芸能人に意見を言う場合は、テレビ局への電話や投書という手間ひまをかけなければならなかった。しかし、SNSがある今、一般人は芸能人に匿名で、直接“文句”をつけることが簡単にできてしまう。 こうした状況を見るに、昔は有名になればなるほど、ある程度の無茶をしても許されるという特権があったかもしれないが、今は有名人だからこそ、ささいなスキャンダルが許されない時代を迎えたといえるのではないだろうか。 こんな時代の芸能人は、トラブルに巻き込まれないように行動するのはもちろんのこと、もし何かあったときに、自分の言葉で説明できる能力が求められると思う。 次のページ Kōki,は、ヴァレンティノCM炎上に触れたほうがよかった 123次のページ 楽天 Shizuka Kudo 20th Anniversary the Best 関連記事 みちょぱは工藤静香に似ているけれど……「男を立てる」だけでは通用しない、彼女が“令和の時代”をうまく泳げる理由渡辺直美を「わきまえた女」だと思っていた!? 佐々木宏氏、ブタの格好で「チャーミングに見える」発言の“男尊女卑”吉本興業から“報復”を受けた? ハラスメントに抗議して1人になった加藤浩次に、いま伝えたいこと福原愛、不倫スキャンダルで「好感度下がりまくり」の声! 吉田沙保里ら女性アスリートに見るメディアとの“無情な関係”宮迫博之は、なぜ吉本興業・大崎会長を不快にさせたのか? 今田耕司に見習うべき「世渡り術」