サイゾーウーマンコラム子どもを連れ去られた母が今思うこと コラム 【連載】わが子から引き離された母たち 「元夫には再婚してほしい」子どもを連れ去られ、共同親権運動を行うシングルマザーが今思うこと 2021/03/30 21:00 西牟田靖 離婚子育てわが子から引き離された母たち 元夫が再婚してくれたらうれしい ――今やっていることは? 彼との係争に関しては、調停で共同養育の提案をしています。と同時に、相手方の弁護士については偽証が多発しており、弁護士会に向けた懲戒請求もかけています。また、このような問題をめぐる社会活動も行っています。私のような母親当事者のフォローや、離婚、親権といった一般的にはなじみがない事柄に関する知識の周知や、システムを変えるための市政や法改正の活動を行っています。この活動を通して私自身新聞に載ったこともあり、子どもたちにも「ママは新聞に載ったんだね! 今度テレビにも出てよ!」と期待されています。 ――今後のことは、どのように考えていますか? 子どもは、私が毎日会いに来ると信じているし、私もその期待に応えている。今の家庭裁判所が認めている一般的な月1回2時間の面会では、親子関係は構築できない。子どもたちが喜ぶ一番の愛情の伝え方は、単純な接触回数と愛情表現に勝るものはないです。だから今後も可能な限り会って、子どもに愛情を伝え、関係を維持していきたいです。 ――ご自身は、再婚しようなどと思われたりはしないですか? ここまで傷つくと、さすがにそういう気持ちはまったく起きません。まずは子どもの幸せ。そして、その後、自分自身が安定しないと。彼は、どちらかというと再婚してくれたらうれしいです。もっと彼が自分の狭い世界だけではなく、いろんな方と話して、視点を広げてほしい。私が相手ではできなかったので、もっと彼にも幸せになってほしい。でも、育児が大変で、再婚するための時間が取れないのであれば、「私が共同養育で、その時間を作りましょう」と思っているぐらいです(笑)。 (西牟田靖) 前のページ123456789 最終更新:2021/03/30 21:00 楽天 Yahoo セブンネット 子どもを連れて、逃げました。 子にとって母は母 関連記事 家の購入で夫とけんかして離婚の危機! 義父の叱責やワンオペ育児で疲弊した妻の苦しみ息子と会えないのは、魂を引き裂かれたようにつらい――嫌われても調停を続けて、母親の存在を示す「給料が少ない」と偽っていた夫、子どもが生まれてから超クレーマーな本性があらわに!「24年前、男性用の抱っこひもはなかった」「別れても一緒に子どもを育てる」離婚を取材するライターが語る、子育てと社会の変化「病人なのに見捨てちゃいけない」離婚後、脳梗塞で車椅子生活となった元夫との関わり 次の記事 宮迫&中田『Win Win Wiiin』に落胆の声 >