カルチャー

御年70歳の由美かおる、全身タイツ姿に圧倒! 「婦人公論」インタビューに見る“西野”への崇拝

2021/03/20 16:00
島本有紀子(ライター)

 次は「瀧島未香 90歳、運動を始めるのに遅すぎることはありません」を見ていきましょう。

 こちらは90歳で日本最高齢フィットネスインストラクター、瀧島未香さんのインタビュー。瀧島さんは65歳で近所のスポーツジムに通い始め、87歳にインストラクターデビュー。現在もオンラインレッスンを開いているそうです。そんな瀧島さんの1日は、朝4時から2時間のウォーキング&ランニングでスタート。午前は家事、午後は1時間の筋トレと1時間ストレッチを行うそうです。なお夜の睡眠時間は4時間で「自然に目が覚めます」「毎朝気分よく起きることができます」とのこと。「健康的な生活」で「毎日楽しくてたまりません」と語っています。超人です。

 由美かおる同様、瀧島さんも凄まじい生命力が写真から伝わってきます。瀧島さんが西野流呼吸法をやり出したら、もう無敵なのではないかと感じました。

鈴木保奈美のトレンディー文体にお墨付き

 最後に見ていくのは、女優・鈴木保奈美と作家・三浦しをんの対談「アイデアはいっぱい作ってあっさり捨てる」。鈴木が同誌で連載していたエッセイをまとめた単行本『獅子座、A型、丙午。』(中央公論新社)の発売を記念した企画です。サイゾーウーマンの女性誌レビューでは、連載スタート時から「80年代を引きずりまくった文体」(17年04月19日配信の記事より)と注目してきたあのトレンディーなエッセイ……ついに書籍化とのことで、おめでとうございます。

 保奈美文体は、売れっ子作家である三浦氏にも好評。「滅多に私、こういうこと言わないのですけど――鈴木さんは小説書くの、向いてると思います」とまで言わせしめています。

 「えっ、えっ、そんなの考えたこともないです。(中略)自分には絶対できないと思ってます」と謙遜する鈴木。そこへさらに「うんにゃ、そんなことねえだ」と被せる三浦氏。「うわあ、どうしましょう」とちょっと乗り気になる鈴木。お決まりの古風なやりとりが、一周回ってほほ笑ましい……。80年代をひきずった文体による80年代を描いた小説、書いてほしいです。

島本有紀子(ライター)

女性ファッション誌ウォッチャー。ファッションページから読み物ページまでチェックし、その女性誌の特性や読者像を想像するのが趣味。サイゾーウーマンでは、「ar」(主婦と生活社)と「Domani」(小学館)レビューを担当していた。

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最終更新:2021/03/20 16:00
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