コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第545回】
福原愛、不倫疑惑報道で「週刊文春」に勝った「女性セブン」の不倫否定発言が信じられるワケ
2021/03/16 21:00
実際、「文春」はそうして当事者たちの言い訳を許さないほどのすざまじいウラ取り取材をしてきた。そこまで「セブン」に求めるのは酷かもしれないが、しかし福原の釈明に対する反論を「セブン」は持っていなかったのだろう。福原の不倫否定を前回の直撃取材時同様、聞くしかなかった。
とはいえ、福原が嘘を言っているかといったら、どうだろう。単なる印象論だが、嘘っぽくないのだ。幼い頃から多くの人々が見守ってきた愛らしい天才少女愛ちゃんだ。成長過程で意外にも肉食系の一面を見せたりもしたが、台湾のイケメン卓球選手と結婚し、子どもも授かった。ラブラブぶり伝わってくる。
しかし、そんな愛ちゃんに不倫疑惑が持ち上がった。びっくりした。でも、でもその背後には夫のモラハラがあったって! しかも夫は卓球選手として活躍してもいなければ、相応の努力もしていない――そんな腹立たしい情報も。こうなれば、かなりのバイアスがかかっている。かわいそうな愛ちゃん、あなたの言葉を信じる!
「セブン」が福原の決定的な不倫の証拠を押さえなくてよかった。愛ちゃんの言い分を信じられる余地を残してくれたから。これがもし「文春」なら、愛ちゃんの言い訳は通用しないようなウラを取ってしまったかもしれないから。しかも今回、不倫をスクープした「セブン」、そして「文春」もまた福原に対して愛を感じる。
福原愛は、マスコミからも贔屓される存在なのだ。今回の騒動で思った。これは理屈ではなく、もう仕方ないことだ、と。