BTSとマライア・キャリーを超える記録樹立! オリヴィア・ロドリゴ、快進撃のワケは“破局”ネタ?

2021/02/28 17:29
田口るい

男と相手女性からアンサーソングの嵐!

 オリヴィアは『ハイスクール・ミュージカル』で演じたニニの元彼で、復縁を狙うリッキー役を演じたジョシュア・バセットと交際中だとウワサされていた過去があります。しかし20年の夏、ジョシュアはディズニープラスのオリジナル映画『クラウズ~雲の彼方へ~』などに出演している女優で、かつシンガー・ソングライターとしても名を馳せるサブリナ・カーペンターとの“ニャンニャン現場”を押さえられ、オリヴィアとジョシュアに破局説が浮上。

 しかも、サブリナはオリヴィアの4歳年上で、かつブロンドヘア。つまり「drivers license」に登場する「ブロンドで、ずっと年上の女の子」=「恋敵・サブリナ・カーペンター」という図式が完成したのです。

 しかし、男もアンサーソングで迎え撃ちます。「drivers license」がリリースされた翌週、ジョシュアは〈君が嘘をついていることは知っているよ/君が僕に話していた嘘を 他の人たちにも話しているんだ/僕はもうウンザリだよ〉という歌詞をしたためた楽曲「Lie, Lie, Lie」をリリース。

 すぐさま「これって……オリヴィアをディスってんじゃん!」説が浮上しましたが、ジョシュアはそれを否定。その翌週には、サブリナまでアンサーソング「Skin」を発表します。


〈もしかしたら友達になれたかもしれない/もし別の人生で出会ってたなら/フリをしていられたかもしれない/書かれた言葉には重みがない〉という挑発的な歌詞は、女同士のし烈なバトルをスタートさせるに無駄のない内容。それはまるで、サブリナが18年に発表した「Sue Me」の歌詞にある〈あなたの友達と仲良くしてごめんなさい/あの場所で偶然に出会って/忘れられない人になったの/お悪うございます〉までをも彷彿とさせる内容で、ダブルパンチ的に利いてきます。

 ディズニーチャンネル作品で女優として人気を博し、アーティストとしても華麗なスタートを切ったオリヴィア。しかし、その側面には、はらわたが煮えくりかえるような恋愛ゴシップがチラホラ。これは、かのブリトニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラといった歴代アーティストが辿ってきた道を彷彿とさせる動きとも重なります。

 一方、ジョシュアやサブリナといったディズニーチャンネル出演者同士で三角関係を繰り広げているところは、かつてのニック・ジョナス、セレーナ・ゴメス、マイリー・サイラスのようにも見えます。

 彼女たちのようなディズニーチャンネル出身者は、ディズニーよろしく清く正しいイメージに縛られることもあるものの、それとは裏腹に清く正しくない側面が顕在化することで、「そのギャップがたまらん!」と愛へに変換できるのも魅力のひとつ。〈もう二度と他の誰かを愛せはしないから〉と「drivers license」で歌い上げていますが、きっとすでに新しい男をゲットして、素敵な詩的表現に長けた曲をしたため始めているかもしれないオリヴィア。私らしく一日を終えたいこんな夜は……そう、リアル「オリビアを聴きながら」よろしく、オリヴィアを聴きながら彼女の動向にアンテナを立てていきたいと思います。
(田口るい)


オリヴィア・ロドリゴ「drivers license」

最終更新:2021/02/28 17:29