【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

弁当チェーン3店、プロが勧める「500円以下メニュー」! “コスパ重視”の格付け結果は?【ほっともっと、ほっかほっか亭、オリジン弁当】

2021/01/29 21:00
川村郁子(管理栄養士)

「オリジン弁当」は“幕の内”が500円以下で食べられる!

――次に「ほっかほっか亭」のおすすめメニューを教えてください。

川村 ほっかほっか亭のメニューの中では、「中華丼」(426円)のコスパがかなり高いと思います。ニンジンや青菜、インゲンといった野菜や、きのこ類であるキクラゲ、低脂質のイカやエビなどが入っていて、具だくさんなのがいいですね。

ほっかほっか亭公式サイトより

 また、炭水化物の量を調整したい時に活用できそうな、おかず単品メニューも用意されています。「肉野菜炒め弁当」(500円)の“ごはん抜き版”「肉野菜炒めおかず」は408円と、100円ほど安くなっているのもうれしいですよね。こちらのメニューは1日の目安とされる野菜摂取量の半分が摂れるので、野菜不足を感じる方には特にいいと思います。

――最後に、「オリジン弁当」をお願いします。

川村 オリジン弁当も、野菜がたっぷり入ったお弁当をおすすめしたいところ。「~1日に必要な野菜の半分使用~野菜炒め弁当(塩)」(490円)、「~1日に必要な野菜の半分使用~野菜炒め弁当(醤油)」(490円)は、野菜もご飯もしっかり食べられるのに、塩は698kcal、醤油は695kcalと、700kcal以内に収まっていて素晴らしい。また、ご飯に黒ごまが入っていて、カルシウムや鉄、ビタミンB群、食物繊維などが補えるのもいいです。


 野菜をたっぷり食べられるという意味では、「回鍋肉弁当」(490円)もおすすめ。キャベツや玉ねぎだけでなく、緑黄色野菜のピーマンも食べられるのが高ポイントだといえます。

オリジン弁当公式サイトより

 また、煮物で根菜類が摂れる「幕の内」(490円)も品数が多く、コスパが高いのでは。煮物や魚の照り焼きなど、あまり油を使わないおかずもあって、カロリーも625kcalと抑えられています。こんにゃくやタケノコ、椎茸など、食物繊維を多く含む食材が入っているのもうれしいですね。

みそ汁はおかずです